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自治体の皆さまへ

帰りたいまちがある。住む場所になる。Life in Aizu-Wakamatsu(4)

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福島県会津若松市

■Interview angelica GARDEN(アンジェリカガーデン)(神指町橋本) 佐藤慎哉さん(38歳)
喜多方市生まれ。高校卒業後、仙台市の専門学校へ進学。卒業後、東京で美容師として勤務する。
2023年2月に会津若松市に家族4人で移住。現在は市内の美容室に勤務している。

▽Jターン×就業・子育て
会津若松市に移住を考える人へ―
仕事や住まいが決まっているかどうかで、受けられる支援や制度も変わってきます。事前に調べてうまく活用するといいですよ。

▽Voice5 住む人の温かさがこのまちの魅力
今年2月に本市へ移住したばかりの佐藤慎哉さんは、高校を卒業後、仙台市の専門学校へ進学し、その後、東京で美容師として15年ほど働きました。「学生のころは東京に憧れていましたが、働き出してからは、東京で技術を身に着け、地元に帰って働きたいと考えるようになりました」と話します。マッサージなどで頭皮の環境を改善する『ヘッドキュア』の技術で日本一に輝くなど、高い技術をもつ佐藤さん。「会津若松市で独立して店をもつことも考え、移住コーディネーターにも相談していましたが、今の店のオーナーに出会い、就職することを決めました。今の店では若手の人材育成もさせてもらっていて、東京で学んだ技術を生かせています。やりがいがありますね」と話します。
現在、3歳と9か月になる二人の子どもを育てる佐藤さん。「子どもを連れていると、まちなかの人が気軽に声を掛けてくれるんです。近所の人はもちろん、散歩をしていると、初めて会う人からも毎日のように声を掛けてもらってます」と笑顔で話します。また、「会津の魅力は、やっぱり人ですね」と話す佐藤さん。「仕事でも、お客様から新しい人を紹介してもらったり、帰り道では『通り道だから送っていくよ』と声を掛けてもらったり―。東京ではなかったことなので、助け合いながら生活できるというのがこのまちの魅力かなと思います」と教えてくれました。

■聞かせてくださいあなたの思い―Please tell me, Your thoughts―
▽自分の世界を広げたい
会津高校3年 五十嵐まど佳(か)さん
会津若松市生まれ。卒業後は県外の大学へ進学を希望
高校卒業後は東京にある大学へ進学したいと考えています。やりたいことや興味がある分野がいくつもあるので、いろいろ学べる大学に行きたいです。
大学卒業後に地元に戻るかどうかは、まだ考えていませんが、地元に戻りたくないわけではなく、今は自分の世界を広げるためにも、広い世界に出てさまざまな経験をしたいと考えています。そのために、今は頑張って勉強中です。

▽会津での就職も検討中
白鴎大学4年 真壁優輔さん
喜多方市生まれ。会津若松市内の高校を卒業後、関東の大学へ進学
都内での就職も検討しましたが、親や親戚と将来について話す中で、生まれたまちで暮らすのも良いなと思いました。大学の友人に会津の出身だと話すと、鶴ケ城や赤ベコが有名だねと言われます。そうした有名な観光地や民芸品などの歴史や文化が多いのも、会津の魅力だと思います。
卒業後は、生まれ育った会津で、大学で学んだことを生かせる仕事に就きたいと考えています。

▽広い世界に出てこそ見えることも
第一中学校校長 髙橋伸明(のぶあき)先生
私自身もそうでしたが、一度地元を離れたからこそ見えたことがあります。広い世界に出て多くの人と出会い、さまざまなことを経験することは、今の自分がどういう状態なのかを知ったり、自分なりの基準となる物差しをつくったりすることにつながります。
また、子どもたちを送り出す私たち大人が、自分の住むまちにプライドをもつことも重要です。本市の魅力は、住む人の人柄だと思います。子どもたちには夢をもつことはもちろん、実際に自分が何をやったかを自信をもって話せる人になってほしいですね。そして、外の世界を見てきた人と、地元に残って経験を積み重ねてきた人の両方が力を合わせて、このまちの将来を担っていってほしいと思います。そのための人づくりをしていきたいですね。

▽Uターンを全力でサポート
会津若松市長 室井照平
私はUターンをして43年が経ちました。大変なこともありましたが、それ以上に楽しいことも多く、本市で子育てができて良かったと感じています。
近年、働き方が多様化し、仕事の選択肢も増えています。本市には、就業だけでなく、起業や就農、さらに、結婚や子育てに対するさまざまな支援があります。今、地元を離れて頑張っているあなたも、これからのライフステージを本市で迎えることを想像してみませんか。少しでも興味があれば、一度ご相談ください。全力でサポートします。私たちは、今よりも便利で快適な暮らしができる魅力的なまちをつくって、あなたを待っています。
そして、今、このまちで暮らす皆さん。ぜひ、離れて暮らす家族や友人に「帰っておいで」と自信をもって伝えてみませんか。

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