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コラムお元気ですか

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福島県会津若松市

■身体発育曲線でお子さんの成長を確認しましょう
市保健師 山口由美子
母子健康手帳には、お子さんの発育状況を確認できる身体発育曲線のグラフがあります。このグラフは、厚生労働省が10年周期で全国の乳幼児を無作為に抽出し、調査した結果をもとに作成したものです。グラフに身長や体重、頭囲を記録することで、お子さんの発育状況と体格のバランスをみることができます。
子どもの発育状況には個人差があり、産まれた状況やその後の栄養状況などに影響されます。お子さんの計測の際に発育状況をグラフにつけることで、曲線に沿って成長しているかどうかを保護者も簡単に確認することができます。身体発育曲線はおおよその目安ですが、身長や体重が曲線のラインから大きく離れた状態が続いたり、体重が横ばいだったり、減ってしまったり、急激に体重が増加した場合は注意が必要かもしれません。
このような場合には、乳幼児健診などの機会に医師や保健師などに相談してみましょう。市では、健診の際に身体発育曲線のグラフにお子さんの身体計測の結果を記入し、発育状況についてお話しています。乳児期には、お子さんの体重がなかなか増えないことに、幼児期にはそれに加えて身長の伸びが少なかったり、肥満傾向が見られたりすることに不安を抱く保護者が多いようです。特に1歳6か月から3歳6か月までの間に肥満傾向になる子どもが増えていて、市の健康問題のひとつになっています。
子どもの発育状況は、飲食の内容だけでなく、生活リズムも関係しています。健診を忘れずに受けてお子さんの成長を確認し、今後の生活に役立てる機会にしましょう。また、わんぱく相談(健診事後相談)では、発育に関する不安について、医師や栄養士、保健師が相談に応じています。お子さんの健やかな成長のために、相談の機会をぜひご利用ください。

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