市内に生息する動植物を紹介します
■「ウスバシロチョウ」
ウスバシロチョウはチョウ目アゲハチョウ科に属する昆虫です。大きさは前翅(ぜんし)の長さが25mmから38mmほどで、白く半透明な翅(はね)を持ち、体や後翅(こうし)には黄色い毛が生えています。日の光を好み、翅を開いたまま草花に留まって蜜を吸います。
ウスバシロチョウは年に1回、5月から6月ごろに羽化し、繁殖します。卵はそのまま冬を越し、翌年の2月から3月ごろにふ化します。幼虫はケシ科の植物を食べて成長し、チョウにしては珍しくサナギになるときに繭をつくります。北海道から四国まで広く分布し、市内でも全域で見ることができます。
山地から平地にかけて、林の縁や公園などに生息しています
問合せ:環境生活課
【電話】39-1221
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