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奥州相馬氏700年記念事業

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福島県南相馬市

令和5(2023)年は、奥州相馬氏の先祖・相馬重胤(しげたね)が、現在の千葉県から本市に移り住んだとされる元亨(げんこう)3(1323)年から700年にあたる年です。
市では、奥州相馬氏ゆかりの地を巡るバスツアーなどさまざまな記念事業を実施します。

◆奥州相馬氏とは
相馬氏は、千葉氏の一族である千葉常胤(つねたね)の次男・師常(もろつね)が「相馬」を名乗ったことから始まったといわれます。
奥州藤原氏が攻め滅ぼされた奥州合戦の功績により、相馬氏は源頼朝から本市に領地を授かりました。相馬氏の初代である師常から数えて6代目にあたる相馬重胤(しげたね)は、元亨3(1323)年に移住したと伝えられています。
その後、奥州相馬氏は周囲の有力大名との間で抗争と和睦を繰り返しながら動乱の時代を生き抜き、戦国大名として発展していきます。江戸時代になっても、幕府によって多くの大名が領地没収や国替えを命じられるなか、奥州相馬氏は同じ地域を治め続けました。このような大名家は全国的にも数少ない事例です。
武家文化の伝統を現代に伝える相馬野馬追は、元々この奥州相馬氏の祭礼であり、700年前に重胤が移住しなければあり得なかった行事といえます。

◆特設サイトオープン
奥州相馬氏の700年の歴史をひも解く特設サイトを開設しました。相馬野馬追との関わりはもちろん、さまざまな角度から相馬氏と南相馬との関わりなどをご紹介します。700年の歴史を探訪するスペシャルムービーも公開します。

◆開催決定 奥州相馬氏ゆかりの地バスツアー-700年の歴史をたどる-
市では、奥州相馬氏のゆかりの地を巡る、団体向けのバスツアーを開催します。見慣れた神社や風景をタイムトラベル!奥州相馬の歴史の舞台へ出かけてみましょう。
個人向けのバスツアーは7月中旬から募集を開始する予定です。詳細が決まり次第、お知らせします。

特典1 要望に応じてコースを設定
特典2 ツアーには解説員が同行
特典3 相馬野馬追などの歴史にちなんだ昼食(軽食)付き
特典4 参加費無料

▽モデルコース
『市博物館』
企画展を観覧料無料でご覧いただけます。
・7月8日(土)~9月18日(祝)「野馬追絵図とは何か?」
・11月3日(祝)~1月21日(日)「相馬重胤の下向と奥州相馬氏」

『相馬太田神社』別所舘跡
相馬氏移住の最初の居城と伝えられています。

『相馬小高神社』小高城跡
鎌倉時代の終わりから江戸時代初めまでの相馬氏の居城です。

『同慶寺』相馬家墓地
奥州相馬氏16代義胤(よしたね)以降の墓地です。五輪塔が整然と並ぶ姿は壮観。

この他、奥州相馬氏や報徳仕法にかかる遺産や、福島ロボットテストフィールドなどの復興関連施設などを見学先に加えることができます。

対象:市内に活動拠点があり、メンバーが10人以上いる団体(企業や学校、行政区、サークル、PTAなど)
開催時期:7月~令和6年1月
申込方法:電話、メール(日程や見学先、見学時間などのご希望をお伝えください)
申込期限:6月30日(金)

申込先・問合せ:文化財課
【電話】24-5284
【メール】bunkazai@city.minamisoma.lg.jp

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