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令和5年度第3回双葉町議会定例会 行政報告(1)

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福島県双葉町

9月7日招集の令和5年第3回双葉町議会定例会で、伊澤史朗町長が行政報告を行いました。その概要をお知らせいたします。

■6月定例会以降の行政報告

▽復興大臣町内視察
6月29日、渡辺復興大臣、竹谷復興副大臣が町内を訪問し、帰還困難区域内での先行除染の対象区域となっている三字行政区を視察されました。その際に、私から先行除染について町民の皆さんが安心して帰還できるよう、日常生活に係わる場所を面的除染していただくことを強く要望いたしました。

▽双葉郡スポーツ交流大会
7月2日、富岡町をメイン会場として、令和5年度双葉郡スポーツ交流大会が開催されました。双葉町からは、野球、バレーボール、剣道、バスケットボールの各競技に出場しました。双葉町チームは、剣道個人が優勝、バレーボールが準優勝するなど見事な成績を収められました。選手の皆さんの力強いプレーに大変勇気づけられたところであります。

▽双葉町盆踊り
7月15日、未来双葉会の主催による「双葉町盆踊り」が、東日本大震災以降13年ぶりに町内で開催されました。駅前広場にやぐらを立て、町内事業者が出店し、盆踊りや6地区の芸能保存会によるやぐらの競演も行われ、約300人の来場者で賑わいを見せていました。

▽双葉町結ぶ会の設立
7月23日、「双葉町結ぶ会」の設立総会が駅西住宅集会所で開催され、約30人の会員が参加する中、設立が承認されました。この「双葉町結ぶ会」は、双葉町内に帰還された皆さん、及び新たに移住された皆さんにより組織され、住民相互の親睦や福祉増進、地域生活環境の改善など安全で快適な生活を実現することを目的に設立されたものであります。結ぶ会の皆さんには、町内に住んで良かったと思ってもらえるようなまちづくりを進めるため、どうすれば生活がより楽しく豊かになるのかなど忌憚のないご意見をいただきつつ、皆さんの楽しそうに生き生きと町内で生活する姿を見て、自分も戻りたい、移住してみたいと思う人が徐々に増えてくることを期待しております。

▽原子力損害賠償紛争審査会による町内視察
7月24日、文部科学省が所管する原子力損害賠償紛争審査会の内田会長ほか9名の委員による双葉町内の現地視察が行われました。当町への現地視察は今回で7回目となり、限られた時間ではありましたが、はじめに、帰還困難区域の鴻草行政区において東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故による全町避難から12年以上が経過し、家屋が荒廃した状況を視察いただきました。
その後、双葉町役場において、双葉町と双葉町議会の連名による「原子力損害賠償紛争審査会の今後の審議に向けた要望書」を私と伊藤議会議長から内田会長へ手交いたしました。要望書の内容につきましては、「帰還困難区域の日常生活阻害慰謝料の期間の見直しについて」など4点を申し上げ、特に私からは、中間指針において避難費用及び日常生活阻害慰謝料の賠償となる期間を、少なくとも当町の特定復興再生拠点区域が避難指示解除された令和4年8月30日までとするように見直すことを、強く申し入れを行いました。
原子力損害賠償紛争審査会に対しては、今後とも町民一人ひとりの被害に対する早急かつ確実な賠償と生活再建の実現に向け誠意ある対応をするよう引き続き求めてまいります。

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