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歴まちさんぽ~千年の歴史を未来へ~Vol.81

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福島県国見町

国見町は、千年以上育まれてきた国見の歴史・伝統・文化をこれから百年後に伝えていくため、これらを生かした「歴史まちづくり」を進めています。このコーナーでは町や地域が行っている取り組みについて、毎月お伝えしています。

■今後の「歴史まちづくり」について
▽国見町歴史的風致維持向上計画
国見町は歴史的風致維持向上計画(歴史まちづくり計画)の認定により、「歴史を活かしたまちづくり」を政策の大きな柱と位置付けました。計画の策定は私たちの歴史遺産をどのようにまちづくりに活かしていくのか、その課題を私たちに再認識させるものでした。

▽国見町を取り巻く厳しい状況
「歴史を活かしたまちづくり」を推進するということは、同時に今国見町で起こっているさまざまな問題と向き合うことでもあると考えています。
全国の市町村が等しく抱える人口減少や少子高齢化問題は、私たちの生業や生活に影響があるばかりでなく、歴史遺産の継承や地域コミュニティが途絶え、私たちの故郷を形成する大事な部分が消失しかねない可能性があるからです。

▽歴史まちづくりでは、何が必要か
今後「歴史を活かしたまちづくり」を推進するためには、何が必要でしょうか。かつて先人たちが、誰に言われることなく阿津加志山防塁を大切なものとして保存・継承してきたように、故郷を形成する歴史的遺産を継承し、国見町の魅力を伝えたい、そのような情熱を持った担い手を増やすことが、今後の歴史まちづくりには必要であると考えています。

▽担い手づくり
歴史館のイベントやシンポジウムで、町外の方や子どもたちと話した時、「国見町が大好きです」とか「国見町は楽しいことが沢山あるよ」という話を頂きました。
私たちは、この会話にこそ「歴史を活かしたまちづくり」を推進する担い手づくりのためのヒントが隠されていると感じています。町内外を問わず、国見町のファンを一人でも増やし、地域や私たちと共にさまざまな形でまちづくりに関わってもらう。それこそが担い手づくりの第一歩であると考えています。
引き続き、地域の方や多くの町外の方と一緒に取り組んでいきます。

問合せ:
企画調整課地域振興係【電話】585-2967
あつかし歴史館【電話】585-4520

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