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自治体の皆さまへ

みんなで進める地域活動説明会開催(2)

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福島県小野町

《みんなで進める地域活動説明会》
◇意見
集会所に集まって意見交換というやり方は、今の若い世代には不向きだと思う。スマートフォンなどを活用した、若い世代がまちづくりに対する意見を出しやすい仕組みづくりが必要ではないか。
(浮金・男性)

◇回答
町では、令和3年度から町公式LINEアカウントを設け情報発信を行っていますが、若い世代の友だち登録が少ない状況です。今後は、町から一方向の情報発信だけではなく、双方向の情報発信ができる仕組みを構築予定ですので、これらも活用しながら幅広い世代からの意見を募る手法を構築してまいります。

◇意見
10年ほど前に町外から転入してきたが、この町で長く暮らすのであればより良い環境で生活したいと思い、初めてこのような場へ参加した。自分たちのような子育て世代同士が話し合える場や、町の事業についてもっと知る機会があれば、より良い意見を出し合うことができるのではないかと感じた。若い世代がもっとこのような場に参加できるようになれば、より良いまちづくりができると思う。
(小野赤沼・女性)

◇回答
町が良い事業を行っていても情報発信が足りないと、町民の皆さんへうまく伝わらない面があると思います。さまざまな機会を捉えて情報発信を行うとともに、その方法も工夫してまいります。町の会議でも、ワークショップの手法を取り入れるなど、町民の皆さんから広く意見を聞いています。今後も、そのような場を設けてまいりますので、町民の皆様の参加をお待ちしています。

◇意見
地域の実情や課題をよく分かっているのは行政区長だと思う。まずは行政区長同士が集まって、気軽に意見交換ができる場を設けるべきではないか。
(谷津作・男性)

◇回答
ここ数年はコロナ禍の影響もあり、町としても行政区長会の研修を中止するなど、行政区長の皆さんが集まる機会が少なくなっていました。今後は行政区長の皆さんの意見交換の場を設け、地域の課題を話し合う機会を作ってまいります。

◇意見
地域ごとにさまざまな組織や団体があるが、人口が少なくなっている中でこれらの役員のなり手を確保することが難しくなっている。その一方で、役員になることや各種活動が面倒だからということを理由に行政区・隣組へ加入しない方もいる。
(小戸神・男性)

◇回答
まずは、各地域でも人口減少についての話題を会合の場などで出していただき、町や地域の現状を認識していただくことが必要だと考えます。その中で、さまざまな組織や団体、行事などの運営について地域で話し合っていただければと思います。また、行政区や隣組への加入については、特に災害時のことを考えると、公助が行き届くまでの自助・共助の確保の面からも必要なものだと考えています。

◇意見
行政区の枠を超えた活動について説明があったが、具体的にどんなことができるのか示してほしい。具体的な活動項目を町が示した方が、町民も理解しやすいのではないか。
(湯沢・男性)

◇回答
地域ごとに抱える課題や事情はさまざまであることから、町から具体的にどんな活動をするかをお示しすることは考えておりません。まずは、「自分の行政区ではどんな課題があるか」を地域の皆さんで考えていただき、その上で今後どのような活動が必要かを話し合っていただければと思います。なお、他の市町村の活動例については紹介してまいります。

◇意見
町民アンケートの結果で、「小野町に住みたい」と回答した中高生が3~4割しかいなかったが、その原因は何なのか。町としてはどのように考えているか。
(上羽出庭・男性)

◇回答
考えられる要因としては、就職や進学の関係もしくは都市部へ出たいなどの理由が想定されます。「地元に企業があるからそこに勤める」という考え方も無くなりつつあるように思われます。なお、若年層の定住意向については、小野町に限らず県内でも同様の結果がみられています。若い世代に小野町に住みたいと思っていただけるような、魅力あるまちづくりが必要と考えています。

◇意見
地域づくり協議会をいつまでに設立するといったタイムスケジュールはあるのか?
(反町・男性)

◇回答
いつまでに設立するといったスケジュールは決めていません。まずは、人口減少の状況を町民の皆さんへお示しして、地域でどうしていくかを話し合う機会が増えることで、地域づくりの機運を高めていければと考えています。

◇意見
行政区長や行政区役員を決める際に、スムーズに決められている例がありますか?

◇参加者からの発言
私の行政区では、行政区長・組長のほか、各組に区会議員を1名ずつ置き、普段から行政区の会議にも参加してもらいながら次年度に向けた話し合いも行っています。今後、定年延長などの影響もあり働く年齢層が伸びてきているので、次の世代への役職の引継ぎが難しくなってくると思われます。また、行政区内では子どもの数だけではなく、その親世代も少なくなっており、これまで行ってきた行事やイベントが実施できなくなっており、人口減少の影響を感じています。

説明会での配布資料は町公式ウェブサイトに掲載していますので、ぜひご覧ください。
※詳細は本紙18ページをご覧ください

紙面の都合上すべてのご意見は掲載していませんが、役場全体で業務の参考とさせていただきますのでご了承ください。
町では今後も地域のあり方に関する意見交換の場を設ける予定です。町民の皆さんの参加をお待ちしています。

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