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令和5年度 広野町施政方針(4)

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福島県広野町

▽子育て環境の構築
子育て環境の構築につきましては、子育て環境の充実を図るため、広野町子育て世代包括支援センターを中心に保健師、保育士、教育委員会、民生児童委員、こども家庭課職員が密に連携をとり、部署の垣根を越えた横断的な連携で子育てに関する様々な問題の早期発見、解決に取り組んでいきます。妊婦・子育て家庭が安心して出産・子育てができる環境整備のため、出産・子育て応援給付金を給付し、子育て家庭の経済的支援を引き続き実施します。
教育全般につきましては、令和2年度(小学校)、3年度(中学校)より全面実施されている現行の学習指導要領および第二次広野町教育ビジョンに基づく教育活動を展開し、ふたば未来学園中学校・高校との連携を図り、町立学校独自の魅力ある教育の創出に取り組みます。
確かな学力を育成する学校教育の推進につきましては、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け、人権教育の理念を基にした授業の充実、小学校高学年教科担任制の導入、授業および家庭学習において一人1台タブレットを活用するとともに、町独自にICT支援員を配置し、本町の教育実態に即したICTの活用に取り組みます。これまでの小中連携体制を生かしながら、教育委員会と学校で組織する「授業力向上委員会」において、子どもたちの実態を分析し、学力向上に向けた授業研究会・指導法改善の研修会の充実に取り組みます。学校司書の配置と図書システムの導入及び計画的な蔵書を図り、児童生徒の書籍への関心、読書への意欲を高め、読書活動を推進します。

▽グローバル人材の育成
グローバル人材を育成する教育の推進につきましては、語学力やコミュニケーション能力を育成する環境の充実を図るため、外国語指導助手を活用した英語教育に加え、中学校において異文化交流、国際理解や国際協調の学びを目的とした東日本国際大学との交流事業(グローバル・デイ)並びに小中学校児童生徒合同でのブリティッシュヒルズ異文化交流宿泊体験事業を継続して実施します。
地域と学校が協働する学びの創造につきましては、中学校において、地域の人的・物的資源を活用し、映像制作を通して「ふるさと広野町」の良さを再発見し、伝統と文化を見つめ直すことで、広野町の未来と地域の復興に貢献できる子どもたちの育成を目的とした「ふるさと創造学」に取り組みます。令和3年度に作成した地域学習用副読本(小学生向け)を契機とし、地域の人的・物的資源を活用し、子どもたちが地域の事象や歴史的背景等を学ぶ環境構築に取り組みます。町立学校に学校運営協議会を設置して、コミュニティ・スクールを実践し、学校と家庭、地域が共に意見を出し合う学校運営に取り組みます。

▽セーフティネットの構築
学びのセーフティネットの構築につきましては、特別な支援を要する児童生徒一人一人に対し「個別の教育支援計画」を作成し、専門機関、スクールカウンセラー、支援員と連携を図りながら、個に応じた支援体制を構築します。支援に関しての校種間での連携を図り、「個別の教育支援計画」のもと、切れ目のない支援に取り組みます。
環境対策につきましては、町、事業者、住民がそれぞれの立場で互いに協力し合いながら、現在の環境を守り、より良い環境を創るための方向性を示す環境基本条例に基づき、施策の進め方を定めた行動計画である環境基本計画策定に取り組みます。家庭ごみ収集日カレンダーの配布、町民への広報等によるマナーの周知を行い、環境美化推進員の見回りと広野町安心・安全ネットワーク会議において、関連事業所等への注意喚起に取り組みます。

▽除染対策
除染対策につきましては、町民の放射線からの不安払拭並びに生活圏における放射線の一般家屋及び公共施設の敷地における環境放射線モニタリング調査を実施します。町民の放射能による食品に対する安心安全を確保するため、公民館において自家消費野菜の放射能のスクリーニング検査を実施します。

▽プレミアム付き商品券
プレミアム付商品券につきましては、町民等の経済的負担を軽減させ、需要を喚起することで地域経済の活性化を図り、避難している町民の帰還を促すことを目的にプレミアム付き商品券事業を実施します。また、町民、商工会加盟店及び町に法人登録している事業所に勤務している方を販売対象者として事業効果の拡大に取り組みます。

▽生涯学習事業
公民館における生涯学習事業につきましては、人生100年時代を捉え、多様化する社会の学びの場として、「ふるさと創生大学」、「ひろの元気教室」、「各種文化教室」、「五社山登山」、「集団対抗パークゴルフ大会」、「文化展」、「生涯学習発表会」、「Jヴィレッジハーフマラソン」等の文化活動並びにスポーツ活動を通し、地域間及び世代間の交流促進、交流人口の拡大、復興状況のPRに取り組んでいきます。
「文化交流施設ひろの未来館」につきましては、地域づくりの基盤、多くの恵みをもたらす社会の財産として、多くの人が集う交流の場となり、町民が歴史をはじめ多くの文化に触れ、受け継ぎ、創造し、発信する施設となるようワークショップや企画展等による学習の場の提供など、「文化の薫り高いまちづくり」の推進に取り組んでいきます。
震災からの避難等により、青少年を取り巻く社会環境も大きく変化し、次代を担う青少年が地域の中で、心身ともに健康で社会に参画できるよう青少年の健全育成を町民総ぐるみで取り組んでいきます。

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