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自治体の皆さまへ

地域づくり懇談会の内容をお知らせします!(1)

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福島県昭和村

地域づくり懇談会は12月15日から12月23日にかけて、村内10会場で行われ、計57名が出席しました。
村からは村長、副村長、教育長、各課長が出席し皆様から日頃考えていることやご提案、ご意見など約200件の議論を交わしました。その主な内容をお知らせします。
参加者の状況は、次のとおりです。

▽地区別参加者数

▽参加57名の年代別状況

▽話題が多かったものトップ10

1.農業担い手対策・農地保全について
〔質問〕各地区の営農生産組合は蕎麦販売価格の下落、物価高騰により経営が厳しい。今後の見通しは。
〔回答〕物価高騰がいつまで続くか不明で、蕎麦は農協系統販売で令和3年産の売り先が見つからないうえ令和4年産も販売価格は高いものの売切れていない。JAが販売促進できるよう支援策の話し合いの場を持ちたい。また、農地維持の面から少ない作業員で短時間作業を可能とする機械化が可能な景観形成作物の導入支援も検討している。

〔質問〕生産組合が管理する農地は水はけが悪いなど圃場条件が良くない上に、人員不足と高齢化で組合維持が困難で遊休農地が増えないか心配だ。
〔回答〕各地域で共通した地域課題。短時間で維持できるよう機械化が一つのポイントになる。また、生産年齢人口の定住も重要なことから、地域で活動する新しい人を受け入れるための空き家を利用した移住促進政策も進めたいので、生産組合の方と意見交換会を設けたい。

〔質問〕昭和村の農業と言えば花と米の両輪と思うが、米価下落など米作のほうが心配だ。本村唯一の農業生産法人グリーンファームは社員募集に応募が少なく、万が一、規模縮小となれば村全体の耕作放棄地が増える恐れがあるのではないか。
〔回答〕以前、地域おこし協力隊募集を募ったが応募がなかった。臨時雇用や柳津町・三島町・昭和村合同で開始した人材派遣事業に手を挙げ就労に繋がればと期待している。グリーンファームは村及びJAで出資した非常に公益性の高い仕事を請け負っているため、グリーンファームが立ち行かなくなると村全体の農業に影響があるので人材確保を含めて村として支援策を検討したい。

2.博士トンネル開通後の交通・利活用について
〔質問〕令和5年度中に博士トンネル開通と聞いたがいつ頃になるのか。
〔回答〕正確な供用開始時期は県より回答がない。

〔質問〕博士トンネル開通を目前として、各集落の魅力づくりを仕掛けてほしい。地区住民が夢を持てるよう役場と地区の連絡調整を密に図れる体制が必要ではないか。
〔回答〕各集落の特徴を捉えて、どのような集落としたいのか合意形成を図っていただき、それを具現化するために集落戦略を策定していただきたい。松山地区は村内で最初に集落戦略が完成した。空き家と新規就農者のジョイントをテーマに農地の利活用方法を計画している。松山地区が今後、どのように進んでいきたいのか集落全員で合意形成し作り上げて頂いた。役場職員が集落に出向くことは可能ですので、お誘いいただきたい。

〔質問〕残土場所の有効利用はできないか。
〔回答〕現状復帰が原則。残土は必要とする場所に運搬予定で、何年かかるか不明だが、検討材料として聞いてみる。

〔質問〕免許証を返納してもいいが足の確保が大変になり返納できない。博士トンネル開通も含めて高齢者の免許返納後のサポートを考えてほしい。
〔回答〕博士トンネルは医療福祉、観光、地域経済の活性化など有益なトンネルになる。昭和村から会津若松までの公共交通を整備計画中でバス会社に村の考えを伝え提案をお願いしている。供用開始時期が分からないと提案も難しいため進んでない状況ですが、基本的にバスを通したいので実証実験を実施したい。

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