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自治体の皆さまへ

突然の災害から身を守るために

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福島県本宮市

毎年7月から9月は夏の暑さの影響で局地的大雨(ゲリラ豪雨)が発生しやすい時期です。令和4年7月から9月の福島県内でのゲリラ豪雨発生件数は2,674件と、令和3年の2,475件より増加※しています。
ゲリラ豪雨の原因となる積乱雲は、さまざまな気象現象を引き起こし、急激に私たちの安全を脅かします。身を守る方法を事前に知り、日々の生活の中でも注意しましょう。
※(株)ウェザーニューズ調査

■積乱雲のしくみ
○天気予報のキーワード
「大気の状態が不安定」
「雷注意報」
「竜巻などの激しい突風」

○前兆現象に注意!!
・空が急に暗くなった
・雷の音が聞こえてきた
・急に冷たい風が吹いた

〔詳細は本紙またはPDF版をご覧ください〕

■急な大雨から身を守る
短時間に大量の雨が降ると、いつも通っている道であっても油断はできません。

▼道路冠水
雨水を側溝や水路が流しきれず、道路が川のようになります。
○流れている水の中を歩くことは大変危険です!
水の深さが太ももまである場合は歩くことができません。また、膝から下の深さでも少しの傾斜で歩くことは困難になります。
○見えないところに思わぬ危険が!
濁った水の下には、水圧によってふたが開いてしまったマンホールや、ふたのない側溝などがあるかもしれません。

▼アンダーパス
道路や線路の下を通る道(アンダーパス)には周囲の水が集まります。
冠水しているアンダーパスは、坂道の地形も影響し水の深さの判断を誤りやすくなっています。そのため、通れると思った車が浸水、故障し取り残される事故が発生します。
また、外から水圧がかかるため、車内からドアを開けることは困難になります。

■雷から身を守る
雷が直撃した場合の死亡率は70%ともいわれており、大変危険な災害です。
▼避難の仕方に注意しましょう!
雷が近くで鳴っているときは、速やかに建物や車の中などに避難しましょう。屋外にいて周りに建物がないとき、木の真下では、木を介して雷が直撃する『側激雷』という現象が発生するため危険です。木や電柱から4m以上離れたところで姿勢を低くしましょう。

■竜巻から身を守る
竜巻は急に発生し、逃げる間もなく猛烈な風により甚大な被害をもたらします。
目の前に竜巻が迫っていた場合、数分から数秒しか猶予はありません。直ちに避難することが何よりも重要です。
竜巻の接近が分かった場合、速やかにコンクリート製の頑丈な建物の窓から離れたところに逃げましょう。
木造の建物の場合は風呂場(浴槽の中)やトイレなどに逃げましょう。
屋外にいて避難できる建物がない場合は頑丈な構造物の陰や側溝などに伏せることで被害を抑えることができます。

■ひょうから身を守る
積乱雲の中でできた氷の粒が、融けないまま地上に落ちてくることがあります。
直径1cmの氷塊でも地上につく頃には時速50kmほどになっています。
屋外にいる場合は頑丈な建物に避難しましょう。このとき、リュックやカバンで頭を守りながら行動しましょう。車の運転中だった場合は窓ガラスが割れたり氷塊によりスリップする危険性があるため、屋根のある駐車場に止めるか、安全を確認してゆっくり路肩などに駐車しましょう。

■地域防災マネージャーの防災いろいろ
地域防災マネージャー 小斎(こさい)広志(ひろし)

~雷しゃがみについて~
暑い夏の特徴的な気候と言えば雷・落雷ですが、国内外を問わず毎年被害を受ける方々が多くいるのが現状です。急な雷(落雷)被害から身を守るために『雷しゃがみ』というものがあるのでご紹介します。
近くに急な落雷があったときは建物の中に逃げるのが一番安全ですが、広い校庭やグラウンド、キャンプ場などにいて逃げる場所と時間がない時は被害をできるだけ少なくする必要があります。落雷は高いところに落ちやすいので、できるだけ姿勢を低くしますが伏せてはいけません。近くに落雷したときに大きく影響を受けます。
兆候に気づかず近くで落雷があった場合は「つま先立ちのまましゃがむ」姿勢が被害を最小限に抑える効果があると言われています。この際、雷の活動が収まって20分ほど過ぎたら安全な場所に逃げましょう。
夏は気候が不安定で変わりやすいものです。外での活動の際には気象の変化に注意を払い「逃げられる内に逃げましょう。」

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