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Challenger 挑戦者(第24回)

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福島県田村市

■“悔しさ”をバネに走り続ける
学法石川高校3年 陸上競技部 槗本櫂知(はしもとかいち)

学法石川高校陸上競技部で3年間競技に励んだ槗本櫂知さん。学法石川は、毎年12月に開催される全国高等学校駅伝競走大会(以下、都大路)に12年連続14回目の出場を果たすなど、言わずと知れた陸上競技長距離の強豪校です。中学1年時から本格的に陸上競技を始め、部活動やクラブチーム、ふくしま駅伝田村市チームの練習などで力をつけた後、学法石川に進学した櫂知さん。全国トップクラスの環境で仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら、ひたむきに練習を重ねた3年間と、新天地での目標について伺いました。

▽Profile
2005年9月2日生まれ。船引中出身。168cm、49kg。自己ベスト5000m14分44秒15、3000m8分36秒7。中学時代は陸上競技部のほかVOLG running club所属。安定力のある走りが強み。恩師は松田和宏監督、好きなスポーツ選手は篠原倖太朗選手(駒沢大学)。趣味は温泉、サウナ。好きな食べ物はパスタ。将来の夢はスポーツをする人を支える人になること。座右の銘は「塵(ちり)も積もれば山となる」

○学法石川での3年間
「スピードを磨きたい」、「今よりも上のステージで強くなりたい」という思いで学法石川への進学を決めました。親元を離れての寮生活で、はじめは何事も精いっぱいで苦労しましたが、徐々に練習にも慣れ、2年時に5000mを14分台で走ることができ、自分の目標としていた壁を一つ乗り越えられました。
しかし、その後自己ベストを更新できず、伸び悩む日々が続き、3年時に出場したレースでは1度も満足できる記録を出せませんでした。特に、3年時の都大路出場メンバーの選考がかかった記録会では、メンバーに入っていけるところまで練習を積めていましたが、“本番”になるとあと一歩が踏み出せなくなり、自分の弱さに勝てず、結果を出せませんでした。

○競技を続ける原動力、今後の目標
悔しい思いが残りましたが、学法石川に進学したことで、厳しくも質の高い練習を経験でき、スピードや粘り強さを身に付けられました。そして何より、競技力が高く、向上心を持ったチームメイトに出会えて、本当に良かったです。苦しい時や悔しい時には、いつもチームメイトの支えがありました。この3年間で得た仲間との関係が大学でも競技を続ける原動力になりました。これからも励まし合いながら、「箱根駅伝を走る」という目標を現実にできるように頑張ります。

◆顧問 松田和宏(まつだかずひろ)先生
“覚悟”を持って入部してくれた印象でした。最初は他選手との力の差に、自信をなくすこともあったようですが、それでもコツコツ頑張って、走りだけではなく、中心となってチームを引っ張ってくれて、とても頼りにしていました。大学では高校で磨いたスピードに加え、さらに持久力をつけることで活躍できる選手になれると期待しています。練習を継続できる能力も高いので、自信を持って競技に励んでほしいです。

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