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特集 市内の児童・生徒の学力や生活習慣

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福島県相馬市

■令和5年度全国学力・学習状況調査の結果から読み解く!
市内の児童・生徒の学力や生活習慣
文部科学省は、全国的に子どもたちの学力状況を把握する「全国学力・学習状況調査」を平成19年度から実施しています。同調査では、学力を問うだけでなく、児童・生徒の学習意欲や生活習慣のアンケートも行われています。
この特集では、令和5年度全国学力・学習状況調査の結果から分かる市内の児童・生徒の学力・生活習慣や課題に対する市の取り組みを紹介します。

◆調査の概要
実施日:4月18日(火)〔全国一斉〕
対象学年:
・小学校6年生(市内9校、291人)
・中学校3年生(市内4校、301人)
調査内容:
・教科に関する調査(学力調査)…小学校(国語、算数)、中学校(国語、数学、英語)
・質問紙調査(学習状況調査)…児童・生徒の学習意欲、生活習慣 など
※英語は4年に1回実施。

◆学力調査の結果~全国・県との比較~
○小学生(平均正答率)

考察:国語も算数も昨年度より平均正答率が上昇しました。
国語は、本市の平均正答率が全国と県の平均正答率を上回りました。
また算数は、全国平均が下降、県平均が横ばいとなる中、本市の平均正答率は上昇しました。

○中学生(平均正答率)

考察:国語は本市の平均正答率が全国平均と県平均を上回る上昇率となり、全国や県との差が縮まりました。
数学は、昨年度に引き続き、全国平均と県平均を下回り、全国や県との差が開きました。

※グラフを見やすくするため、縦軸の基準を国語と数学で異なる配置としています。
※英語は前回の平成31年度と比較し平均正答率は下降したものの、全国や県との差は縮まる結果となりました。

■学習状況調査の結果~全国との比較~
学習意欲や関心を調べる「学習状況調査」の全国との比較結果は次のとおりです。子どもたちが前向きに学校生活を楽しんでいる様子が見えた一方、自己肯定感が低いなどの傾向が見られました。

○「当てはまる」が多かった項目

○「当てはまる」が少なかった項目

■市の取り組み
同調査結果を詳細に分析したところ、小学校の記述式の正答率が高い結果となり、現在取り組んでいる読解力向上の取り組みの成果が少しずつ現れてきていると考えられます。
一方で、選択式の正答率は低い結果となり、中学校の3教科の平均正答率が全国よりも低かったなどの課題を踏まえ、これまでの読解力向上の取り組みを継続し、子どもたちの学力向上を目指すため、新たに次の取り組みを実施していきます。

○〔継続〕リーディングスキルテスト(RST)を活用した授業改善
RSTを活用し、次の能力向上に向けた授業改善を行います。
・自分の考えの根拠を探す。
・自分の考えたことの理由を明らかにする。
・話し手の考えや問題文と比較しながら文章の内容が同じかどうかを考える。
・主語や述語に気をつけて「文章に書かれていることは何か」を読み取る。

○〔New〕家庭学習の改善
基礎学力の定着や家庭学習の習慣化を図るため、「学力向上対策協議会」や「小・中学校学力向上推進会議」の協議内容などをもとに、家庭と協力して家庭学習の取り組み方を改善していきます。また、児童・生徒がスムーズに家庭学習に取り組めるよう、「相馬市家庭学習の手引き」(第一版)の作成を、11月の完成を目途に進めていきます。

○〔継続〕道徳教育の充実
部活動や学校行事など、さまざまな活動の中で友だちや自分の良いところを見つけ、「できた!」「がんばれた!」という成功体験を通して、子どもたちの自己肯定感を高めていきます。

問い合わせ先:学校教育課
【電話】37-2185

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