Qちゃん:市内に住む小学生
つぼくら先生:相馬中央病院医師 福島医大主任教授
■ペットに放射線の影響はないの?
Qちゃん:先生、うちにイヌやネコがいるんだけど、市内のペットにとって放射線は危険じゃないの?
つぼくら先生:今の市内で暮らすペットのことは、心配しなくても大丈夫だよ。
イヌやネコは草むらなど普段人間が入らない場所に入るけど、散歩のときに放射性物質がつくようなことがあったとしても、うちに帰ったときにきれいにしてあげれば放射性物質は泥や土と一緒に落とせるし、スキンシップも図れて一石二鳥だよ。
Qちゃん:そうなんだ。外部被ばくのことは分かったけど、内部被ばくはどうかな。野生のシカやイノシシのお肉を使っているペットフードは心配ないの?
つぼくら先生:確かに、最近のペットフードはジビエや魚など、材料にこだわったものも増えているね。でもペットフードを作るには、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」に基づいて、有害なものが含まれる、またはその疑いがある材料を使ってはいけないと国が決めているんだよ。
Qちゃん:そうなんだ。出荷制限がされているシカやイノシシのお肉は、その有害なものにあたるの?
つぼくら先生:人間が食べられないように摂取や出荷の制限がある野生鳥獣のお肉は、ペットにとっても有害な疑いがあるから、ペットフードの材料としても使ってはいけないと国が呼びかけているんだよ。
Qちゃん:うん、わかった。きちんと法律に基づいた材料で作られたペットフードなら安心なんだね。先生ありがとう。
出典:農林水産省ホームページ「ペットフード安全法製造に関するQandA」 など
■今回Qちゃんが分かったこと
・相馬市はペットも一緒に安心して暮らせる場所になっていること。
・ペットフードも法律に基づいて安全性が確保されていること。
問い合わせ先:放射能対策室
【電話】37-2270
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