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医療センターだより

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福島県磐梯町

■「気候変動と医療」

梅雨が明け、真夏の日差しがまぶしい季節となり、新型コロナウイルス感染は緩やかな増加を見せている今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
降雨量増加による被害は近年よく耳にするようになり、私も2019年の台風被害で実家が床上浸水するという大変な経験をしました。気温上昇による熱中症なども増加傾向で、CO2などの温室効果ガスの排出を減らすことが、将来の気温上昇を少しでも抑えるために重要なことです。
今回は気候変動と医療について考えてみたいと思います。

1.気候変動が健康に及ぼす影響
気温上昇により熱中症・心血管疾患増加、強制移住による精神衛生への悪影響、栄養失調、昆虫などの媒介によるウイルス性疾患増加、喘息・アレルギーの増加、水質汚染による感染症増加などが懸念されています。

2.医療機関ができること
家庭由来の温室効果ガスは10%弱程度ですが、医療は全体の4~10%程度、そのうち27%を医薬品が占めます。
まずは、予防医学を推進し疾病の発生を減らす。必要のない検査や投薬を減らす。残薬などの無駄を減らす。移動の手段として化石燃料を使用しない徒歩や、自転車などを推奨し、運動を増やすことにより肥満などの解消につなげる。肉食を減らし野菜をしっかり摂取し生活習慣病を減らすなどです。

大きな病院ほどではありませんが磐梯町保健医療福祉センターも冷暖房などに電気を使用しておりCO2を発生させないエネルギー由来の電気を使用していくことが大事です。災害時の対応にも必要な非常電源の確保のため太陽光発電などの導入も近い将来進めていく必要があると思われます。消費電力の少ない設備への転換も照明のLED化を含め計画的に行っていく必要があります。
これからの季節、熱中症対策のためエアコンなどの電力はやむをえませんが、自然と触れ合う時間を持ち植物を身近に増やす緑のカーテン利用、こまめな節電、ごみを減らすリサイクル、ガソリンの使用減、食品の無駄をなくすなど、わたくし個人としてもできることを少しでも継続したいと考えています。

問合せ:
【電話】0242-73-2110

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