本県には、世界自然遺産の「白神山地」、世界文化遺産の「北海道・北東北の縄文遺跡群」の2つの世界遺産があります。イベントや見学を通して、それぞれの見どころを楽しんでみませんか。
■「白神山地」世界遺産 登録30周年
人為的な影響をほとんど受けていない原生的なブナ林が、東アジア最大の面積で残されてきた白神山地。多種多様な生物が見られる生態系が、類いまれな貴重な自然として認められ、平成5年12月に屋久島とともに日本初の世界自然遺産に登録されました。
▼小岳(こだけ)
山頂付近は世界遺産の緩衝地帯にあり、北に岩木山、北から西に白神岳、東に藤里駒ヶ岳、田代岳が展望できます。山頂には、本州最低標高のハイマツ群落で覆われた貴重な景色が広がります。
▼新しいシンボルツリー
これまで親しまれてきた「400年ブナ」が倒伏したことから、新たなシンボルツリーが2本選定されました。
○岳岱(だけだい)大ブナ
大空に手を広げているようにそびえ立っています。
○こまいぬシナノキ
木のコブが狛(こま)犬のように見えます。岳岱大ブナの近くにあります。
▼記念イベント開催
事前申込制
○8月11日(金・祝)
第5回山の日記念登山
遺産エリアを一望!白神山地の奥の奥・小岳
○シンポジウム 9月23日(土・祝)
○現地散策 9月24日(日)
白神山地世界遺産登録30周年記念
シンポジウムand現地散策
○10月22日(日)
キノコから見る
白神ウォークandトーク
その他のイベントや詳しい情報はこちらから
〔二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください〕
■縄文時代を体験しよう
17の遺跡が点在する「北海道・北東北の縄文遺跡群」。本県には2遺跡があり、それぞれでデジタルコンテンツにより縄文時代を体験することができます。
▼大湯環状列石(鹿角市)
(1)縄文シネマ(万座ホール)
3連の大型スクリーンに4Kの迫力のある映像を投影
(2)ホログラム(展示ホール)
土器や土版の底面や内部などを360°から鑑賞
(3)ガイダンス映像(エントランス)
最新の研究情報やドローン映像等を取り入れ概要や歴史が学べる
(4)ディスプレイ(エントランス)
遺跡エリアを立体的イラストマップで案内
(5)遺跡周遊アプリ
遺跡を歩きながら縄文時代の暮らしをARで体験
▼伊勢堂岱遺跡(北秋田市)
(1)360°VR鑑賞システム「伊勢堂岱遺跡360°VR」
VRで遺跡を360°巡ることができる
(2)3D鑑賞システム(みどころビューア(R))
出土品を3Dで鑑賞できる
(3)2D鑑賞システム「伊勢堂岱キューブ」(みどころキューブ(R))
出土品の関係性を立体的に学べる
※(みどころビューア)と(みどころキューブ)は、DNP大日本印刷の登録商標です。
▼「世界遺産フェア」開催
入場無料
県の世界遺産について紹介するフェアを開催します。家族で楽しめる企画をさまざま用意しています。
日時:7月29日(土)10:30~15:00
場所:秋田拠点センターALVE(アルヴェ)きらめき広場(秋田市)
○パネル展
世界遺産に関するパネルを多数展示
○物産コーナー
鹿角・北秋田・山本地域の物産を販売
問い合わせ:
県自然保護課(白神山地)【電話】018-860-1614
県鹿角地域振興局(大湯環状列石)【電話】0186-22-0457
県北秋田地域振興局(伊勢堂岱遺跡)【電話】0186-62-1251
県山本地域振興局(白神山地)【電話】0185-55-8004
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