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建設DX 働き方改革、進行中

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秋田県

県では、建設現場が抱える人手不足や高齢化などの課題を解決するため、建設DX(デジタル・トランスフォーメーション)※1に取り組んでいます。
これにより、測量・設計から、施工、維持管理まで、各作業がより効率的で安全に。建設現場で、働き方改革が進んでいます。
※1 デジタル技術を活用して、人々の生活や仕事などを変革すること。

■建設DX 加速化事業
県内に主たる営業所がある企業などに対して建設DXに必要な経費の一部を補助しています。
UAVやICT※3建設機械、トータルステーション、3次元設計ソフトウェアなどの導入に対し、最大100万円の補助を行います。
募集期間:令和6年1月31日まで
※3 情報通信技術のこと。(Informationand Communication Technology)

■事例1 UAV※2測量
従来、機器を持って複数人で移動しながら行っていた測量の作業は、UAVにより短時間で地形データを取得することで、効率的に行えるようになりました。また、地形の精密な3次元データを容易に作成でき、設計等に活用されています。
※2 無人航空機のこと。(Unmanned Aerial Vehicle/通称ドローン)

▼道路建設工事のケース
(1)測量
空中から施工予定地を撮影し、地形データを取得。

(2)設計
取得した地形データを元に設計データを作成し、合成。

完成イメージ
完成イメージや断面図の作成、機械の自動制御など、幅広い業務に活用可能。

▼メリット
・短時間で広範囲の地形データを取得。〔工期短縮〕
・測量作業員の業務負担を大幅に削減。〔人手不足解消〕
・現場環境に関わらず、安全な測量が可能。〔安全性向上〕

■事例2 ICT建設機械
UAV測量で得た3次元データを元にした設計データをICT建設機械に取り込み、自動制御。丁張(ちょうはり)や仕上がり状況の確認が省力化されるなど、作業が効率化し、生産性を向上できます。また、カメラ装備や補助員削減により、安全性が向上します。

○従来《丁張り》
土木や建築の現場で構造物の位置、高さ、勾配などを示す、施工用の目印。

○ICT建設機械による施工
設計データ
・運転席にある設計データが表示されたモニター。
・建設機械に装備されたカメラ。周囲の人を検知し、事故を防止する。

▼メリット
・データに基づく施工で、作業の効率化を実現。〔工期短縮〕
・技術や経験を問わず、均一な仕上がりが可能。〔人手不足解消〕
・カメラ検知で建設機械周辺の事故を防止。〔安全性向上〕

問い合わせ:県技術管理課
【電話】018-860-2432

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