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秋田県横手市

■歴史好き市長のつぶやき〈第95回〉
横手市長 髙橋大

横手市議会10月臨時会において、長引く物価高騰に直面する子育て世帯に生活支援を行う『子どもの成長応援給付金給付事業』が可決されました。0歳から今年度18歳になるお子さんを養育する方が対象となり、子ども一人当たり一律2万5千円を支給します。喫緊の課題である少子化・人口減少対策として昨年度から実施している『よこての未来創生プロジェクト』では、若手職員を中心に新たな少子化対策を検討しています。来年度はどのような事業が出るのかご期待ください。
さて、先月大森地域の保呂羽山波宇志別(はうしわけ)神社里宮(さとみや)神殿で先月1200年以上もの歴史がある霜月神楽が行われました。波宇志別神社は安閑(あんかん)天皇などを祭る延喜式内社出羽国(えんぎしきないしゃでわのくに)九座の一つで、神事として霜月(11月)に一夜限りの神楽舞が行われます。祭壇近くに置いた二つの湯釜で湯を沸かし、しめ縄に紙垂(しで)を張り巡らせ、近郷の神官が33の神事を行います。湯帚(ゆぼうき)で湯花(ゆばな)を散らして舞うものもあり、湯立(ゆだて)神楽の一つに分類されます。
古代の湯立は祓(はらい)ではなく、禊(みそぎ)や占いの手段として行われていました。また罪の判定としての盟神探湯(くかたち)、いわゆる神明裁判としても用いられたそうです。
今年もY8サミットで中学生から多くの政策提案がありました。横手愛を胸に抱きつつ、独立自尊、そして故郷の発展を支えられる大人になっていだたきたいです。

▽霜月神楽
毎年11月7日夜~8日朝に行われる。伊勢流神楽の系統といわれている。

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