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特集 大雨災害から身を守る(1)

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秋田県横手市

7月14日からの記録的な大雨は、県内各地に甚大な被害をもたらしました。
横手市では今回の大雨による人的・建物被害は報告されなかったものの、平成29年7月に発生した大雨では期間降水量316・5ミリと観測史上最大の降雨を記録。大森・横手地区を中心に約650棟もの家屋が損壊・浸水などの被害を受けました。
気象庁の公表データによると、1980年ごろと比較して、最近の10年間は大雨の発生頻度がおおむね2倍に増加しています。誰にでも起こりうる大雨災害を他人事ではなく『自分事』として備えるために、知っておきたい知識をお知らせします。

■まずは日頃の備えを! 防災マップを使って避難の仕方を想定しよう
市では『横手市防災マップ』を全戸配布しています。浸水想定区域や土砂災害警戒区域、避難所などの地図のほか、災害への備えや各種災害への対応方法について掲載しています。日頃から防災マップを確認し、いざというときの行動を想定しておきましょう。

▽生活圏における災害の危険度を調べておく
防災マップを見て自宅や職場周辺の浸水・土砂災害の危険度を事前に確認しておきましょう。川や急な斜面の近くに住んでいる方や、その近くを通って通勤通学している方などは特に確認してください。

▽避難の仕方を確認する
避難先や、自宅や職場からの安全な避難経路を確認しましょう。また、どのような方法で避難するのか、家族や近所の方と話し合っておくことも大切です。

●『個別避難計画』作っていますか?
65歳以上の要介護認定者や独り暮らしの高齢者、障がい者手帳をお持ちの方などが作成対象です。災害が発生したときに避難支援や安否の確認が円滑に行えるよう、対象者がそれぞれの状況に合わせた避難支援者、情報伝達方法、避難方法などを考えておく必要があります。

問合せ:まるごと福祉課
【電話】23-5881

※市ホームページから防災情報や最新のハザードマップがご覧いただけます
※市推奨アプリMINEBAからもハザードマップなどが確認できます

■雨が強くなる前に備え
▽非常持ち出し品や備蓄品の確認
・非常時にすぐ持ち出せるよう、食料・水・ラジオ・懐中電灯・常備薬などを事前に確認しましょう。
・必要なものは家庭によってさまざまです。家族構成や状況に応じて必要なものを備蓄品に加えましょう。また日頃から最低でも3日分の生活必需品を備えておきましょう。

▽側溝や雨水ますの集水口の清掃
・家の周りに、流されて側溝を詰まらせてしまうようなものがないか確認しましょう。
・道路の側溝や雨水ますの集水口(グレーチング)に落ち葉などが詰まっていないか確認し、詰まっていたら取り除いておきましょう。

▽警戒レベルを知る
・災害時には5段階で防災情報(警戒レベル)が発令されます。天候の変化によって突然レベルの高い防災情報が発令される場合もあります。警戒レベルを知り、いざというときに慌てず適切に対応できるように、災害時の行動について考えておきましょう。
・大雨の場合、気象庁から状況に応じて『注意報』『警報』『特別警報』が発表されます。また気象情報として『土砂災害警戒情報』や『記録的短時間大雨情報』が発表される場合があります。
・災害が発生する危険度が高まった時は市から『避難情報』を発令します。

●防災情報の入手方法
市からの防災情報は、次の方法で入手できます。事前に登録するなど入手する準備をしましょう。

▽緊急速報メール(エリアメール)
携帯電話の『緊急速報メール』『エリアメール』の機能を使って、避難情報や避難所の開設情報などを市内にいる方の携帯電話に自動的にお知らせします。情報の受け取り方法は携帯会社のホームページをご覧ください。

▽登録制メール配信サービス『よこて安心安全メール』
災害発生時の避難情報や避難所などに関する情報のほか、防犯や交通情報を無料でお知らせするメール配信サービスです。

▽防災ラジオ
緊急時に自動でスイッチが入り市の災害情報が放送される、防災行政無線の機能を持ったラジオです。高齢者のみの世帯や障がい者手帳をお持ちの方がいる世帯などに無償で貸与しています。

▽横手市ホームページ・公式SNS
市ホームページのほか『LINE』『Facebook』『X(旧Twitter)』でも緊急情報などをお知らせしています。(本紙)31ページに掲載の二次元コードからご登録ください。

※上記のほか、NHK(テレビ)のデータ放送や、防災行政無線、広報車でも防災情報をお伝えします。

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