■[横手の伝統食編]香煎(こうせん)
炒(い)った玄米を石臼でひいて粉にした『香煎』。砂糖を混ぜて食べると、香ばしく優しい甘みが口の中に広がります。懐かしのおやつを、現代でも作りやすいようミキサーを使ったレシピで紹介します。
▽材料(4人分)
もち米玄米…80グラム
白砂糖…50グラム(お好みで加減してください)
▽作り方
(1) 米を洗い、30分ほど水に浸す。
(2) 米をザルにあげ、20分ほど置いてしっかりと水気を切る。
(3) フライパンを中火で熱し、油をひかずに米を入れて、ヘラなどで混ぜながら10分ほど炒(い)る。パチパチと音がして香ばしい香りが立ち、全体が小麦色になったら火を止める。
(4) (3)を冷まし、ミキサーにかけて粉末状にする。
(5) (4)をふるいにかけ、砂糖を混ぜて出来上がり。
▽調理のポイント
私が実家にいた頃は、毎年12月12日の『山の神様の日』に食べていた懐かしの味です。玄米はビタミンB1をはじめ、ビタミンやミネラルを多く含みます。今回は白砂糖を使いましたが、黒砂糖を混ぜてもおいしいですよ。米を炒る時は均等に火が当たるように混ぜ、焦がさないように注意してください。
(レシピ紹介 佐藤みえ子さん)
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