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市議会定例会(1)

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秋田県潟上市

令和5年第2回潟上市議会定例会が6月13日から6月29日までの17日間の日程で開かれました。
今定例会で行われた鈴木市長と工藤教育長の行政報告(要旨)を紹介します。

■市長施政方針(要旨)
鈴木雄大市長

01.電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金について
政府は、3月28日、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金に対し、2022年度予算の予備費使用を閣議決定しております。
このことを受け、本市においても次の2つの関連事業を実施することとしております。
1つ目は「物価高騰重点支援給付金給付事業」で、電力・ガス・食料品等の価格高騰により、特に負担感が大きい低所得世帯(住民税非課税世帯と住民税均等割のみ課税世帯)に対し、1世帯あたり3万円を支給するものであります。
2つ目は「潟上市子育て世帯支援金給付事業」で、物価高騰等の影響を受けている0歳から18歳までの児童がいる子育て世帯のうち、「低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金給付事業」及び「物価高騰重点支援給付金給付事業」の対象とならない世帯に対し、1世帯あたり2万円を支給するものであります。

02.和梨の降霜被害について
和梨の花芽は開花後順調に育成しておりましたが、4月25日の未明から朝方にかけ、気温が氷点下となったことにより、樹園地において甚大な降霜被害が発生しております。
この状況を受けて、5月22日にあきた湖東農業協同組合、秋田なまはげ農業協同組合の両組合長とともに、秋田県知事に対し、被害を受けた生産者が今後も安心して農業経営を継続できるよう支援を要望しており、県において早々に被害者への支援事業を取りまとめたことから、本市においても、県と協調して支援するため本定例会に関連予算を提出しております。

03.誘致企業について
株式会社プレステージ・インターナショナルでは、令和8年4月に昭和工業団地で本格操業する潟上キャンパスの立地に向けて、本年6月1日、天王温泉くらら内に「秋田BPO潟上ブランチ」を開設し、36名体制で事業を開始しております。
同社では、本格操業時には240名、将来的には800名の雇用を予定していることから、市では産業振興部内に開設した無料職業紹介所において、市民に雇用に関する情報を提供してまいります。
また、同社社員による清掃活動や女子トップリーグバスケットボールチーム「アランマーレ秋田」による子ども向けバスケットボール教室の開催などの地域貢献活動に加え、市内企業で組織する「潟上市企業懇話会」に入会していただいたことから、今後、本市に根ざした企業として地域の活性化に大きく寄与していただけるものと期待しております。

04.通園バスによる無料送迎サービスの見直しについて
市内の保育所及び認定こども園において無料で運行しております通園バスは、利用者の減少により、全園児中1割程度の利用にとどまっているほか、車体の老朽化や維持管理費の増加等、運行を継続していくにあたっての課題を多く抱えていることから、通園バスによる送迎サービスの見直しを進めております。今年5月、全園児の保護者を対象に、送迎サービスをはじめ市の子育て支援に関するアンケート調査を実施しており、今後、アンケート結果や議会のご意見等を参考にしながら、サービスの公平性の観点から見直しを検討し、より効率的かつ効果的な子育て支援の取組に努めてまいります。

05.潟上市上下水道事業経営審議会について
本市の上下水道事業の健全な経営を持続していくためには、料金改定が必要であり、適切な上下水道料金及び料金体系、改定の時期について諮問するため、本年4月1日に潟上市上下水道事業経営審議会を設置いたしました。
これまで2回の審議会を開催し、水道事業、下水道事業それぞれの概要と水道事業の経営状況について説明し、現在の物価高騰等の影響を考慮した財政試算に基づく水道料金の改定についても審議しております。今後は、下水道事業についても審議し、水道事業と併せて答申を受ける予定となっております。
本市といたしましては、答申内容を尊重するとともに、地域説明会等における市民の意見を踏まえながら、適切な料金改定を目指してまいります。

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