■行政評価とは
行政評価とは、「行政機関が主体となって自らの行政活動を評価し、その成果を行政運営の改善につなげていくこと、さらにその仕組み」をいいます。「行政の行っているさまざまな仕事が、その費用に見合うだけの効果・成果を出しているのか」、「無駄や重複になっている部分はないのか」などといった視点から行政の仕事を見直し、改善していく取組です。
■行政評価の目的について
行政評価を行う目的は次の4点です。
(1)市民への説明責任の向上
(2)事務事業の効率性の向上
(3)事務事業の見直し
(4)職員の意識改革
■令和5年度の行政評価の取組結果
(1)庁内評価(内部評価)の実施【26事業】
総合計画に基づく26項目の事務事業について、各担当課で庁内評価を行いました。
(2)外部評価の実施【5事業】
市民で組織する行政改革推進委員会において庁内評価を基に事務事業の絞り込みを行い、意見・提言が提出されました。
(3)最終評価の実施
外部評価の結果を参考に、市の最終評価を決定しました。
■事務事業についての外部評価結果
(1)生きがいづくり支援事業…縮小・終期設定
多年にわたり社会に貢献してきた高齢者を敬愛し、長寿を祝福するため、祝い金・記念品を支給する。
委員からのコメント:
・県内市町村でも廃止、縮小の傾向がみられ、市でも健康寿命対策として各種事業を実施しているので、対象範囲の検討が必要。
・人口が減少する一方で高齢化により支給対象の割合が上昇していくのは確実である。対象者の見直しをすべき。
(2)一時預かり事業…現状維持継続
保護者の勤務や傷病、育児疲れのリフレッシュ等のため、一時的に児童を保育する。
委員からのコメント:
・事業を維持継続するためにも保育士の確保は必須であり、待遇の改善が必要である。
・保護者の子育てへの不安感や負担感が減少し、子どもを産み育てやすい潟上市として子育て世帯からもますます支持されるような事業展開を期待する。
(3)生涯活動の推進
▽写真講座…事務事業改善
市バスで市内の景勝地を巡り、風景や木花などを実際に撮影しながらカメラ操作を学び、講師から講評を受け写真展示を開催する。
委員からのコメント:
・実施時期、使用する撮影機器の見直し、PR方法を熟考し継続するべき。
・文化祭での展示のほか潟上市のPRにも活用させるなど、参加者の作品が目に触れる機会を増やすなどして、講座の認知度アップにも繋げるべき。
▽成人式…現状維持継続
新成人による式運営を行い、式典を開催する。
委員からのコメント:
・節目のイベント(式典)として、開催は妥当である。
・潟上市との縁も深めてもらえるように、式での当日配布資料を工夫するべき。地元企業のほか、各公共施設のことなど情報発信しているものを知らないと思うので、PRした方がよい。
(4)ふるさと納税事業…現状維持継続
ふるさと納税制度を通じて、本市の魅力発信と地場産品の販路拡大による地域振興を図る。
委員からのコメント:
・潟上市のよさを理解し、年々、納税者が増していることは喜ばしいことである。今後もよりPRを進めていくべき。
・潟上市に寄附のできない市民の方や、ふるさと納税を行っていない人にも、制度の概要や人気の返礼品の紹介など、身近に感じて貰えるような工夫をしてほしい。
(5)情報発信事業…現状維持継続
市の施策や取組・イベント・市の魅力に関する情報を、ホームページやYouTubeで市内外に発信する。
委員からのコメント:
・情報発信については年々進化している。多様化している受け手を意識した発信が必要である。
・市内外の人に対して、潟上市に関心をもってもらえるようなきっかけづくりが重要である。その手がかりとして、YouTubeチャンネル登録者数の引き上げを期待する。
※評価結果については、市ホームページでもご覧いただけます。
問合せ:企画政策課
【電話】853-5302
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