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自治体の皆さまへ

みんなで延ばそう!健康寿命

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秋田県能代市

健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことです。健康に対する一人ひとりの自覚を高めて、運動・食事・禁煙など個人の生活習慣を振り返り、健康づくりを実践しましょう。(詳細は紙面12、13ページ参照)

■運動
◇+10(プラステン):今より10分多く体を動かそう
普段から元気に体を動かすことで、糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、足腰の痛み、うつ、認知症などになるリスクを下げることができます。さらに「+10」を1年間継続すると、体重1.5~2.0kg減の効果が期待できます。
1日の中で「+10」できそうなところを探してみましょう。

朝:テレビを見ながら筋トレやストレッチ、運動施設に通う
仕事中:軽い体操をする、階段を使う、遠くのトイレを使う
夜:テレビを見ながら筋トレやストレッチ、運動施設に通う
家事:キビキビと掃除や洗濯、歩いて買い物

■食事
◇バランスのよい食事を
主食・主菜・副菜は、健康な食事の第一歩です。多様な食品を組み合わせることで、必要な栄養素をバランスよくとることができます。
・主食…米、パン、麺類などで、エネルギーのもとになります。
・主菜…魚や肉、卵、大豆製品などを使ったおかずの中心となる料理で、たんぱく質や脂質を多く含みます。
・副菜…野菜などを使った料理で、ビタミンやミネラル、食物繊維などを多く含みます。

◇おいしく減塩マイナス2g
健康な日本人の成人男女が当面目標とすべき1日の食塩摂取量はそれぞれ7.5g未満と6.5g未満とされていますが、最近の調査結果によるといずれも平均2g程度(濃口しょう油に換算すると小さじ2杯強に相当)上回っている状況です。塩をとり過ぎると、血圧が上がって循環器疾患のリスクが高まったり、胃がんのリスクが上昇したりします。
減塩すると食事がおいしくなくなると思われるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。酢やかんきつ類の酸味・香辛料・香味野菜を上手に取り入れるとおいしく減塩食を食べられます。また、麺類のスープやだしを全部飲んだり、味付けを確認しないままに卓上調味料を料理にかけたりすることを控えるだけでもかなりの効果が期待できます。

■禁煙
◇命と健康を奪い続けるたばこの怖さ
喫煙は、脳卒中や心臓病、慢性的な肺疾患、糖尿病、慢性腎臓病など、さまざまな生活習慣病を引き起こすほか、肺がんに限らず多くのがんの原因になります。これらの病気のリスクは喫煙を開始する年齢が早いほど増加します。さらに喫煙開始が早いほど、ニコチン依存症の程度が強くなり、喫煙本数が増え、禁煙しにくくなるだけでなく、アルコールをはじめ、違法な薬物乱用に進展しやすくなることが分かっています。

◇日本人が命を落とす2大リスク要因が高血圧とたばこ
わが国におけるリスク要因別の関連死亡者数
ー男女計(2019年)上位5位ー
高血圧:20万人
喫煙:19万人(第2位)
高血糖:10万人
腎臓の機能障害:8万人
高LDLコレステロール:8万人
年間19万人死亡
(出典 スマート・ライフ・プロジェクト)

◇望まない受動喫煙を「ゼロ」に!
副流煙には喫煙者が吸い込む主流煙よりニコチンが2.8倍、タールが3.4倍、一酸化炭素が4.7倍と多く含まれています。受動喫煙により、肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群のリスクが高まります。自分自身や大切な周囲の人のために、禁煙することや受動喫煙をさせないよう配慮する必要があります。

◇禁煙外来を活用して上手に禁煙!
喫煙しない時間が続くとイライラするのも、喫煙して落ち着いた感覚になるのも、ニコチン依存症の症状です。ニコチンに依存した生活から逃れるのは簡単なことではありません。禁煙を効果的に進めるための方法の一つとして禁煙外来があります。禁煙外来では、禁断症状を和らげる飲み薬や貼り薬を処方してもらえるほか、医療スタッフが禁煙成功に向けて励ましてくれたり、無理なく禁煙する方法をアドバイスしてくれたりします。

問合せ:健康づくり課
【電話】58-2838

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