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鹿角市議会 6月定例会行政報告(1)

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秋田県鹿角市

令和5年第4回鹿角市議会定例会が6月1日から22日間の会期で開かれました。初日に行われた市長の行政報告の概要をお知らせします。

■主な内容
・ふるさと鹿角応援寄附件数・金額が過去最高
・物価高騰に対する緊急支援対策を実施
・JR花輪線が全線運転再開

■職員の公金等着服事件
市教育委員会事務局の職員が、公金などを着服した事件について、市政運営の総括者として大変重く受け止め、責任を痛感しています。
二度とこうした不祥事を発生させないよう、定期的に出納状況をチェックし、その結果を会計管理者に報告することを義務付け、通帳を使用する際には、その都度、通帳使用簿に記入すること、特定の職員のみに出入金を行わせないことなどを徹底し、全ての団体で会計事務取扱マニュアルを作成し、事務改善とチェック体制の強化を図ったところです。
特に管理監督職に対しては、業務の執行管理において常に職責を全うするよう強く指示しています。引き続き、各種団体の会計事務における再発防止対策を徹底し、一日も早く市民の皆様の信頼を回復できるよう総力を上げて取り組みます。

■ふるさと鹿角応援寄附
令和4年度は、件数が2万2118件、金額が3億3515万2876円で、ともに過去最高となり、前年度と比べて、件数が35・3%、寄附額が43・8%の増となりました。
返礼品では、寄附者からの評価が高く、リピートが定着してきているアップルパイが、件数全体の約23%を占めているほか、根強い人気があるりんごや米、キャンプ人気を背景とした薪まき、テレビの全国放送の反響が大きかった鹿角ホルモンなどに対する寄附が増加しています。
引き続き、本市の特産品を全国にPRし、より多くの方々から応援いただけるよう取り組んでいきます。

■官製談合再発防止に向けた入札制度の見直し
昨年度から導入しているランダム係数を用いた変動型の最低制限価格方式に加え、4月から低入札価格調査制度の運用を開始しています。昨年度設置した入札監視委員会を通じて、公正性と透明性を確保し、公正・公平な入札制度に向けた改革を進めます。

■物価高騰に対する緊急対策
物価高騰の負担感が大きい低所得世帯への負担を軽減するため、令和5年度の市県民税均等割非課税世帯や家計急変世帯を対象に、3万円の給付を行うこととし、準備を進めています。

■地域医療の推進
医療機関開設資金を活用した「かづのファミリークリニック」が、4月6日にオープンしました。小児科・耳鼻咽喉科・内科・呼吸器内科の4つの診療科を持つクリニックが開業したことは、地域医療の充実に向けた前進です。
現在、策定が進められている秋田県の次期医療計画の中で、一般的な入院治療を完結できる圏域である2次医療圏について、現行の「大館・鹿角医療圏」を含む8医療圏から、3または5医療圏に見直す案が示されています。
こうした県の動向がある中、医師をはじめとした医療従事者の確保や開業支援に注力するほか、岩手医科大学や弘前大学とも連携を図りながら、地域医療体制の充実に取り組んでいきます。

■予防接種事業
疾病の発症や重症化を予防するため、新たに乳幼児のおたふくかぜワクチンと、成人の帯状疱疹(たいじょうほうしん)ワクチンの接種費用を助成します。

■スマート農業の推進
4月24日から、高い精度の位置情報を測位することができるRTK基地局の運用を開始しました。現在は、10ライセンスを貸与し、主にトラクターによる耕起・代かき作業に活用されています。

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