鹿角市議会 6月定例会行政報告(2)

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■農林業施設災害の復旧状況
5月31日時点で、農地については、12カ所のうち完成が2カ所、施工中が7カ所、農業用施設については、42カ所のうち完成が3カ所、施工中が10カ所、入札公告中が11カ所となっています。
林道施設は、現在、入札公告中となっています。引き続き、早期の復旧に向けて取り組んでいきます。

■大型連休中の入込状況
コロナ禍における行動制限がなくなったことで、県外や海外からの入り込みが増加し、観光施設では前年比112%、宿泊者数も112・3%で、回復傾向にあります。
八幡平山頂の入り込みは前年比203%で、5月の大型連休中盤に、天候に恵まれたことに加え、市内の2つの道の駅で開催されたイベントなどによって周遊性が向上し、入り込みの増加につながったものと捉えています。
今後は夏祭りなど本格的な観光シーズンが控えており、国内外からの観光誘客に向け、積極的に事業を展開していきます。

■JR花輪線の全線運転再開
早期復旧に向けて、秋田県や沿線の市町村との連携によるJR東日本盛岡支社への要望活動などが実を結び、5月14日に全線で運転が再開しました。
JR花輪線は、通勤・通学に必要な公共交通であり、本市の観光施策に欠かすことのできない路線でもあることから、今後、秋田県や花輪線利用促進協議会で利活用について検討を進めていきます。

■雇用対策
今年3月の新規高卒者の就職状況は、管内3高校の就職希望者51人全員の就職が決まっています。新規高卒者に対する管内求人倍率は6・47倍と高い水準にある中で、管内高校の進学率が上昇傾向にあることから、労働力の確保を図るため、大学生や移住者の求人活動を強化していきます。

■かづのパワー
売電事業を再開した令和4年度の当期利益が1280万円となり、電力を取り巻く情勢が不安定な中で、事業が順調に推移しています。
引き続き、かづのパワーと連携しながら、地域経済の活性化に資する先駆的な取り組みを推進していきます。

■土木施設災害の復旧状況
国の補助事業に採択された市道と河川15カ所のうち14カ所で、年度内の復旧に向け工事に着手しています。
また、被災により通行止めとなっている橋りょうについても、順次復旧に向けて取り組んでいきます。

■中学校部活動の地域移行
休日の中学校部活動の地域移行について、課題の整理と、今後の方向性を検討するため、中学校や市内スポーツ団体などで組織する「鹿角市部活動地域移行検討委員会」を設置し、5月25日に1回目の検討委員会を開催しました。
会議では、それぞれの立場からさまざまな意見や要望が出され、将来にわたり子どもたちにとって望ましい活動環境を整えていくことができるよう、検討を重ねていきます。

問合せ：総務課行政班
【電話】30-0203