■市有林の森林認証取得に向けた取り組み
8月と10月に、世界的な森林認証機関であるSGSジャパン株式会社により、本市の持続可能な森林づくりなどの森林経営方針や、森林施業を通じた地球温暖化の防止、水土保全、生物多様性の保全に努めるなどの環境方針に基づいた森林管理経営の取り組みのほか、林業労働安全や森林の健全性と活力に影響する森林病害虫、獣害、山火事などへの対応について調査が行われました。その結果、本市の取り組みが評価され、11月8日にSGSジャパン株式会社から認証を受け、市有林の777・11ヘクタールが森林認証に登録されました。
今後は、包括連携協定を締結している東京都葛飾区の公共施設に、鹿角産材を活用する予定としており、市有林から森林認証による木材を供給し、実績を高めることで、森林認証の効果を波及させていきます。
■JR花輪線
鹿角花輪駅が11月10日に開業100周年を迎えたことを記念して、翌11日に鹿角花輪駅で、花輪ばやしの実演による歓迎イベントを実施しました。また、限定版の「駅カード」を作成し、3月10日まで、花輪線の乗車券提示と引き換えに配布しています。引き続き、花輪線利用促進協議会を通じて関係機関と連携し、花輪線のPRと利用促進につながる事業を展開していきます。
■鹿角の郷土料理シンポジウム
11月25日に「鹿角の郷土料理シンポジウム」を開催し、本市の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・文化などによって育まれた、きりたんぽ、けいらん、鹿角ホルモンを中心に、トークセッションや試食会を実施しました。今年度は「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されてから10周年の記念の年であり、全国各地で、あらためて伝統的な食文化を未来に伝える機運が高まっています。本市でも、この機会を捉えて「食」の魅力を発信していくことで、観光誘客につなげたいと考えています。
■まちなかオフィス
情報サービスなどの企業誘致を促進するため、入居者を募集していたコネクトオフィス2部屋については、鹿角産品をメインにした販路拡大ビジネスを行う企業と、イベント企画と各種コンサルティングを行う企業が、11月から入居しています。今後も企業誘致、本市の新産業の発展に努めます。
■温暖化防止の意識醸成
企業や団体へ脱炭素行動を促しCO2排出量の見える化を推進するため、10月に「脱炭素行動事業者認定制度」を創設しました。省資源、省エネ活動、再エネ導入など脱炭素に取り組む企業などを認定し、市のホームページで公表するほか、優れた取り組みを行っている事業者を紹介することで市民や企業などの機運と意識を醸成しながら、官民一体となってカーボンニュートラルを推進していきます。
■市道除雪
11月17日に、受託業者をはじめ関係者による除雪会議を開催し、除雪計画に基づく態勢を整えました。今期は、昨年の大雨災害で被災した市道の復旧に伴う除雪路線の見直しなどにより、市道に農道などを加えた約556キロについて、除雪機械110台で作業を実施する体制とし、冬期間における安全・安心な道路交通の確保に努めていきます。
■第97回全日本学生スキー選手権大会
2月16日から19日までの日程で、花輪スキー場で開催予定です。新型コロナウイルス感染症の5類移行後の最初の大会となりますが、引き続き選手・役員が安心して大会に挑めるよう、万全の体制で準備を進めていきます。
問合せ:総務課行政班
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