■地球温暖化で雪は減る?
「地球温暖化」と聞くと、暖かくなって雪が減っていいじゃないか、と思う人もいるかもしれませんがそれは本当でしょうか。
グラフ1は降雪量を表し、これを近似直線(グラフの赤線)で表した場合、この40年で120センチほど降雪量が少なくなっています。一方で、グラフ2は最も雪が積もったときの積雪値を表し、近似直線を見ると、雪の降る量は減っているのに、最深積雪は40年間で16センチほど深くなっています。これはなぜでしょうか。
温暖化が進むと海水面の温度が上昇し、空気中の水蒸気量が多くなるので、一度に降る雨・雪の量の増加をもたらします。本市も、1シーズンで降る雪の量は減っているものの、一度に降る雪の量が増えているため、このような結果になったと考えられます。
一度にたくさんの雪が降ると、除雪が大変になるほか、家の屋根に負担がかかったり、果樹の枝が折れたりするかもしれません。
おいしいリンゴや桃を食べて、住み慣れた家を大事にするためにも、温暖化を少しでも抑えていきたいですね。
▽本市のデータから見る地球温暖化と降雪・積雪量
グラフ1:
グラフ2:
問合せ:産業活力課ゼロカーボン推進室
【電話】30-0249
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