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地方のかがやき 千葉県 いすみ市(2)

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◆いすみ市の取組01
有機米100%の学校給食を実現 環境に配慮した農産物がブランド化
有機農業産地づくり

いすみ市は平成24年に副市長を会長、JA組合長を副会長とする「自然と共生する里づくり連絡協議会」を立ち上げ、農家との協働で水稲有機栽培の実証事業がスタートしました。
平成27年に地元産有機米4tを市内の全小中学校(小学校10校・中学校3校)の1か月分の給食に使用、平成29年の秋には市の学校給食の全量にあたる42tのお米が有機米で提供できるようになりました。
現在は米以外にも、小松菜や玉ねぎ、キャベツなど8品目で有機野菜を給食に供給できるようになりました。
給食という公共調達が、生産者にとって安定的な販路となり、これが所得安定や産地形成の後押しとなり、さらに農産物のブランド化、市のイメージや知名度の向上、新規就農者の増加などの成果にもつながっています。

◆いすみ市の取組02
「まちづくり会社」が教育や漁業などに関するICTサービスを提案
DXの取組

ICT(情報通信技術)を活用した地域活性化のため、いすみ市は平成31年に京葉銀行、NTT東日本と連携協定を締結し、地域商社(まちづくり会社)SOTOBO ISUMIを立ち上げました。
同社は市と課題を共有しながら、ICTの教育支援や地場産業の業務改善などに取り組んでおり、たとえば漁港業務のDX化により、より鮮度のいい状態で流通させることで魚価の向上を図る試みなどに挑戦しています。

◆いすみ市の取組03
空き公共施設を活用したいすみ市の新たな仕事拠点
コワーキングコミュニティ「hinode」

平成28年度に総務省の「公共施設オープンリノベーション推進事業」の採択を受けたいすみ市が異業種交流や創業の場とするため、閉鎖したサンライズガーデンの管理棟とプールをコワーキングスペースや交流を促す多目的スペースとして改修したのが「コワーキングコミュニティhinode」です。
集中して作業ができるコワーキングスペースのほか、打ち合わせや

《わたしたちいすみ市に移住しました》
◇牛の放牧を行うチーズ工房
いすみ市は 5 軒の工房があるチーズの名産地。その1 つ、「チーズ工房 IKAGAWA」の五十川充博さんは三重県出身で、いすみの気候風土の中で健康に育ったジャージー牛のミルクからチーズを作っています。
「きれいな水や風、たくさんの微生物のいる土壌があり、健康な牧草が育ち、健康な牛がいる。その結果、おいしいものができる。人間の都合で自然をいじるのではなく、環境の中で暮らしていく。自然との向き合い方を見直すことで広い意味の豊かさを感じられるようになりました」

◇類をリメイクする「ミシンアトリエ」
和歌山県の出身で英国の大学院で服作りを学んだ松永さやかさんは平成 27 年に移住、一級建築士である夫の松永康一朗さんと共に郵便局だった建物をリノベーションして平成 31 年に「ミシンアトリエ マチノイト」をオープンしました。様々なミシンを揃えて、服のオーダーメイドや修理などを行うほか、「ものを大切に使い続けてもらいたい」という願いを込め、古い着物を 1 点物のハンドメイドの洋服に仕立て直すワークショップを毎週水曜日に開催しています。

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