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地方のかがやき 千葉県 いすみ市(1)

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◆有機農業の振興に取り組むとともに主要産業の農業や漁業でDXを推進

房総半島東南部のいすみ市は心の故郷と思えるような里山、里海の四季折々の情景が印象的な地域です。
里山にはコハクチョウが舞い降り、近くの砂浜にはアカウミガメが産卵に訪れる自然が豊かなまちで、肥沃な耕地にも恵まれ、四季折々、様々な農作物が実ります。
市の中央部を流れる夷隅川は千葉県一の流域面積を誇り、自然護岸が多く、魚種が豊かです。
河口の先には東京ドーム2800個分、120平方キロメートルという広大な岩礁地帯である「器械根」が広がり、さらに寒流の親潮と暖流の黒潮が交わる日本屈指の好漁場です。
良質な山の幸、海の幸をそろえる直売所が市内に多くあります。かつて文豪の森鴎外が海岸近くの松林に別荘「鴎荘(おうそう)」を建てるなど文人墨客を魅了した地域でもあり、今も首都圏における移住先として人気を集めています。

■東京都心から特急電車で1時間少し 里山と海の自然に包まれた食材の宝庫

◇勇壮豪快な一大イベント 大原はだか祭り五穀豊穣、大漁を願い、9 月下旬に行う。神輿を一斉に海に担ぎ込み、怒濤の中でもみ合う「汐ふみ」が祭りのハイライト。

◇房総を走るローカル線 いすみ鉄道
JR外房線の大原駅から上総中野駅までの14駅、26.8kmの区間を結ぶ。3月上旬には一面の菜の花の中を列車が走る。

◇北斎にも影響を与えた宮彫師 「波の伊八」の欄間彫刻
飯縄寺(いづなでら)(上)、行元寺(ぎょうがんじ)(下)の欄間の彫刻は見事。「波を彫らせたら天下一」と称された江戸時代の名工、初代伊八こと武志伊八郎信由(たけしいはちろうのぶよし)の作。

◇おいしい海の幸 イセエビ料理、地ダコ料理
いずれも千葉ブランド水産物に認定される「外房イセエビ」は身が締まり、味が濃厚。「太東・大原産真蛸」は伝統的なタコつぼ漁で1匹ずつ捕獲するため、傷が付きにくい。

◇海に突き出た岩場に建つ 岩船地蔵尊
建治元年(1275年)に台風に遭い、漂着した中納言藤原兼貞が御堂を建立したことが起源と伝わる。人々の厚い信仰を集めてきた。

◇星空観測に最適 星降るまち・いすみ
高い山がないので空が広く、街の明かりが少ないため、満天の星を楽しめる。市内には星空をテーマとしたグランピング施設も。

◇果物狩りも楽しめる ブルーベリー、梨
ブルーベリーは地域の直売所に6月中旬頃から8月まで並ぶ。7月に出荷される早出しの「岬梨」は大きくて甘く、市場で高く評価される。キウイフルーツも名産品。

◇毎週開催のお楽しみ市 港の朝市
大原漁港で日曜日に開かれる朝市では、地元産の農産物や海産物、またそれを
使った商品がそろう。買ったものをその場で食べるバーベキューが人気。

※写真は本紙をご覧ください。

◎Isumi-City
人口:35,651人(令和5年3月31日)
面積:157.5平方キロメートル
【URL】https://www.city.isumi.lg.jp/

■環境保全型の農業で環境と経済の両立を
いすみ市長 太田 洋

市域の7割が里山の本市は、県内有数の米の産地であり、果樹や野菜の生産も盛んで、海にはすばらしい漁場があります。この恵まれた自然環境を活かし、生物多様性を確保できる環境保全型の農業を通じた地域活性化に取り組んでいます。また、民間事業者と連携して行政DXを推進するとともに、創業支援も含めた移住・定住の促進にも力を入れています。東京駅から JR の特急に乗れば約70分。豊かな食文化、里山・里海の風景、美しい星空が待ついすみ市にぜひお越しください。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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