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地方のかがやき 嬬恋村 群馬県(2)

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総務省 ホームページ利用規約等

◆嬬恋村の取組01
防災や観光振興にデータを活用し住民と役場の新たな関係性を創造
嬬恋村スマートシティ推進

嬬恋村は令和元年の台風をきっかけとして総務省の補助を受けてスマートシティの推進に取り組んでいます。令和2年度は防災をテーマとしてLINEを利用した動員間の情報共有や避難所・防災無線の情報のリアルタイムの発信などに取り組み、令和3年度は観光振興をテーマに人流などのビッグデータを用いた観光客の要求の分析や情報提供など行いました。
観光と防災の情報は1つのアカウントで得られるようにしてあり、観光客も有事の際の規制情報などを受信することができます。
さらに令和4年度は行政サービス向上のためアプリケーション「つまポケ」を住民に提供、オンラインでの申請や施設の予約・イベントなどの申込を可能にしました。

◇嬬恋村に移住しました
冬も快適に過ごせる高断熱の建物を広めたい

ドイツに留学、工務店で働きながら建築学校で学ぶデュアルシステムに参加した黄木(おうき)孝治さんは家屋の断熱性能や環境に負荷をかけない建材などについて学び、帰国後、「気候がドイツに似ている」ことから嬬恋村に拠点を構え、空き家のインフラ整備などを行う会社を設立しました。現在、東京都と嬬恋村の2拠点で活動する黄木さんは「冬場も快適に過ごせる別荘など高断熱の建物を広め、村の活性化につなげたい」と言います。

※「黄木」の「黄」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

高断熱の建物をご覧いただけます。
見学にお越しください

◆嬬恋村の取組02
高齢者や障がい者の外出を応援 健康増進の効果も狙う乗り合い送迎サービス
チョイソコつまごい

群馬トヨタグループ株式会社と株式会社アイシンの協力のもと嬬恋村が令和3年10月から運行している「チョイソコつまごい」は、乗り合いバスが利用者の自宅前から村内に63か所設置された指定停留所まで最適のルートで送迎するという画期的な公共交通サービスです。
コールセンターで電話やインターネットの予約を受けたら、ITを活用した専用システムが複数の利用者の目的地や到着時刻から運行ルートを割り出すというもの。
運行区域内に住民登録する人のうち65歳以上の高齢者と障害者手帳を持つ人が対象で、利用するには事前の会員登録が必要です。
移動手段を提供するだけでなく、外出のきっかけをつくることにより高齢者の健康増進を図ったり、地域のコミュニティの活性化につなげたりするねらいもあります。

◆嬬恋村の取組03
村民の運動習慣づくりをサポートするため地域活性化起業人と地域おこし協力隊が活躍
健康増進事業

村民の3割以上を占める高齢者の介護予防や健康寿命の延伸のほか、農繁期に比べて積雪期は運動の機会が減ることもあり、夏と冬の住民の体重の増減が大きいというデータのある嬬恋村では生活習慣病による医療費の増大も差し迫った課題でした。
そこで嬬恋村は令和3年度、総務省の地域活性化起業人制度(企業人材派遣制度)を利用し、民間スポーツクラブの株式会社ルネサンスのインストラクターを招いて健康増進事業を開始します。住民が各々のライフステージに応じた健康づくりに取り組めるよう、インストラクターが専用車で出向いて指導する運動教室や健康・スポーツ・遊びをテーマにしたイベント「嬬恋フィットネスフェスタ」を実施するというものです。
事業は好評を博し、今年度から地域おこし協力隊2名が事業に加わることになりました。

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