県内で大きな広がりを見せているさまざまな「かたち」の子どもの居場所を知っていますか。子どもたちを広く受け入れ、温かく成長を見守り、支える場所としてとても大切なものになっています。また子どもを中心に地域の多世代の人たちがつながり、みんなが交流できる場所にもなっています。
関わり方は人それぞれ。さまざまな方法や立場で参加して、地域の輪をさらに広げてみませんか?
◆必要とされている子どもの居場所
少子化や核家族化、地域とのつながりの希薄化などにより、子どもや家庭が抱える課題は複雑・多様化しています。さらに子どもたちが社会性や生活力を身に付けるためには、たくさんの大人や仲間と関わることが大切です。
そこで、誰でも自由に利用ができ、食事や学習、遊びなどを通して多世代で交流できる居場所づくりが求められています。
◆子どもの居場所ってどんな所?
家でも学校でもなく、子どもが安心して過ごすことができる地域の場所のことです。決まった定義はなく、運営者の工夫によりさまざまな形で運営されています。
◇子ども食堂
子どものために無料または安価で食事を提供する居場所です。誰でも利用できる所が多く、子どもや保護者の他、地域の高齢者なども参加して、だんらんしながら食事をしていることもあります。
◇学習支援
勉強をサポートしたり、進路相談を行ったりとさまざまな面で学習の支援をしている居場所です。NPO法人などが運営しており、学生ボランティアと協力して活動している所もあります。
◇遊び・体験活動
さまざまな遊びや体験活動を通じて、社会性や協調性などを養うための居場所です。生活習慣を身に付けたり、相談に応じたりと内容は多岐にわたります。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>