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【tsulunos PLUS】+ネーチャー いきものスケッチ

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群馬県

群馬で見られる動植物の特徴や生態を紹介します。

■利根川水系を中心に県内各地で姿を見られる「県の魚」
初夏を中心に食卓を彩るアユは「県の魚」に指定されるほど、群馬にゆかりの深い魚です。県内各地の河川に生息していて、アユ釣りを楽しむ釣り人の姿は夏の風物詩となっています。かつては豊富な漁獲量を誇ったアユですが、近年は漁獲量が減少しています。きれいな河川を守るため私たち一人一人の心がけが大切かもしれません。
・夏にはやな場も開かれ県内各地でアユ料理を味わえる(本紙写真:渋川市の綾戸梁(やな)周辺)

◆アユ-鮎-
特徴:全国各地の河川に生息する淡水魚。体長は10〜25センチメートルほど。通常は河川でふ化したあと、海に下り、成長すると河川に戻ってくる。スイカのような香りがあることから別名で「香魚(こうぎょ)」と呼ばれている
・背はオリーブがかった色、腹は銀白色
・背びれと尾びれの間にあぶらびれがあるのが特徴
・えらの後ろにある黄色い模様が特徴
・オスとメスでは尻びれの形が異なる。(オスはイラストのようになだらか、メスはとがった三角形)
※イラストは本紙をご覧ください

○会える場所
・春先なら利根大堰(おおぜき)で観察できる6月以降は各河川のアユ漁解禁
千代田町と埼玉県行田市にまたがる利根大堰の「大堰自然の観察室」では、毎年4月から5月にかけて、利根川をさかのぼるアユの姿を窓越しに観察できます。
・本紙写真提供:独立行政法人水資源機構 利根導水総合事業所

○群馬との関わり
「ぐんまのアユ」復活を目指す取り組み
アユが減少した要因として、河川の環境悪化の他、冷水病、カワウによる食害などがあります。県では、魚道の改修工事、冷水病の感染・まん延防止や、冷水病に強いアユの育成、カワウの駆除など、さまざまな対策を行って「ぐんまのアユ」の復活を目指しています。

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