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【tsulunos PLUS】+パーソン グッドパーソンぐんま

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群馬県

■モノがあふれている時代だからこそ作るものに意味を持たせたい
平成30年にLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)プライズ※でグランプリを受賞した井野将之さん。
遊び心あふれる服作りには、自分自身と向き合うことで生まれる「服を作る理由」がありました。
※LVMHプライズ…ルイ・ヴィトンを柱とする「LVMH」グループが主催する若手デザイナー向けのコンペティション

・MOVIE 動画メッセージは本紙二次元コードをご覧ください

ファッションデザイナー 井野将之(いのまさゆき)さん
PROFILE:昭和54年生まれ、前橋市出身。東京モード学園卒業後、企業デザイナーとして経験を積み、その後MIHARAYASUHIRO(ミハラヤスヒロ)にて靴・アクセサリーの企画生産を務める。平成24年にブランド「doublet(ダブレット)」を設立。平成25年春夏シーズンの展示会よりデビュー。平成30年「LVMHプライズ」にてアジア人初となるグランプリを受賞。現在、PARIS FASHION WEEK(パリ ファッション ウィーク)にて、ランウェイショーでの発表をし続けている

○絵を描くのが好きな子ども時代 古着好きからデザイナーを目指す
高校時代に古着が流行し、前橋の街中の古着屋さんによく通っていました。元々、子どもの頃から絵を描くのが好きで、進路を決める時にファションデザイナーなら好きなことが両方できると思い、ファッションの専門学校に進みました。洋服に興味を持った高校時代に、大好きな古着屋さんが身近にあったことは幸運だったと思います。また群馬県はファッションデザイナーを多く輩出していて、同じ群馬出身のUNDER-COVER(アンダーカバー)の高橋盾(たかはしじゅん)さんのイベントに行ったこともありました。

○自身のブランドを立ち上げ アジア人初のグランプリを獲得
ファッションデザイナーとして会社勤めをした後、自身のブランドを立ち上げ、知名度アップのためにコンクールに出品し始めました。その中の1つ、LVMHプライズのコンペティションでグランプリになったことで、一夜にして環境が変わりました。その時に、環境は一変したけれど、自分が作る服やブランドが一夜にして変わるわけではないので、自分自身は変わらないように気を付けました。おかげで今では、自分の考えがある程度通る環境で、服作りや「パリコレ」のショーを制作することができています。

○自分を信じて向き合っていけば おのずと道は開けるはず
最近、誰かの成功例をなぞるのではなく、「自分らしさ100%」で挑戦することの大切さを感じています。上手くいかない時のもやもやや、心の中にあるドロっとした感情は、その人にしか出せない個性になります。僕にとっては、そういう自分自身の考えやメッセージを洋服に込めることで、ただ服を作って売るのではなく、服を作る理由と意味になっています。着るためだけの洋服は、すでに世の中にあふれていますからね。

■マイグッドぐんま
○st company(カンパニー)
お正月にdoubletの限定グッズを販売するために1階のギャラリースペースをディスプレーし、上毛かるたTシャツなど地元ネタの服をショップ限定で販売しています。群馬の人に喜んでもらえる服作りは楽しいです。

・群馬県人だからこそ分かる、上毛かるた「鶴舞う形の群馬県」のGUNMA(グンマ)Tシャツ

・グランプリになりサポートしてくれる人やお店が増えた分、しっかりと感謝を届けていきたいと話す井野さん

■サイン色紙プレゼント!
doubletのファッションデザイナー、井野将之さんの直筆サインを、ぐんま広報8ページのクロスワードパズルに応募いただいた人の中から1人にプレゼント!

○パリで行われた「doublet Fall-Winter(フォールウインター)2023-2024 Collection(コレクション)」。遊び心あふれるショーのテーマは“MONSTER(モンスター)”。クマに象徴される“MONSTER”たちが混在する“ピースフルな世界観”が表現された今季コレクション

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