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みらい共創中学校、誕生!~共に生き 共に学び 共に未来を創る~ No.1

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群馬県

■夜間中学って?
▼夜間中学の歴史と役割
夜間中学とは、中学校の夜間学級のことです。戦後の日本社会の混乱の中で、生活のために働かなければならず、学校に通えない子どもたちに対して、学ぶ場を提供するため、昭和22年に大阪府で生まれたとされています。その後、昭和29年には12都府県に87校が設置され、翌年には生徒数が5千人を超えるようになりました。しかし社会情勢の変化や就学援助の充実によって生徒数・学級数ともに減少していきました。
5年10月現在は、17都道府県に44校が設置されています。近年では、就労のために来日した外国人の子どものうち、学齢期を過ぎた人の受け入れ先にもなっています。また平成27年からは、中学校を卒業しても不登校などにより十分に学ぶことができなかった人も入学できるようになるなど、現在ではさまざまな人たちに、義務教育相当の教育を受ける機会を保障するための役割が期待されています。

○夜間中学に通う生徒の属性

▼本県でも高まる必要性
県が2年度に実施した調査では、回答者の7割以上の人たちが夜間中学について「必要がある」と回答しました。「不登校経験者および関係者」と「外国人」については8割以上が「必要がある」と回答し、中学校を卒業した人の学び直しや、外国人の県民からも高い関心が寄せられていると考えられます。
また「入学に関心がある」と回答した人のうち、その理由については「日本語を学びたい」(45.7%)、「不登校のため学習が不十分」(35.1%)、「中学校の学習内容を勉強したい」(23.1%)などの回答が多く、夜間中学にはさまざまなニーズがあることが分かります。

○夜間中学があったらよいと思うか

■みらい共創中学校のQandA
どんなところ?そんな「ギモン」に答えます!

▼校名の由来は?
校名は公募で選びました。「多文化共生・共創社会」の理念ともつながり、生徒一人一人が学校の新しい歴史を創ってほしいという願いが込められています。
また校歌や校章は、今後、生徒の想いを乗せて作る予定です。

▼どんな人が入学できるの?
県内に在住する満15歳を超えた人のうち、以下のいずれかに該当する人が対象です。
・さまざまな理由により学齢期(中学校卒業までの期間)に十分に学ぶことができず、義務教育未修了の人
・中学校を卒業しているが、不登校などにより十分に学ぶことができなかった人
※学齢期の人は入学できません

▼どんな授業があるの?
国語や数学など、昼間の中学と同じ教科や特別活動などを学べます。校外学習も予定しています。

▼費用は?
授業料や教科書代、入学金はかかりません。授業で使うノートやペンなどの他、年間約1万円程度の教材費は生徒の実費負担となります。

・現在不登校の中学生は正式に入学できませんが、本人の希望を尊重した上で、現在の中学校に籍を置いたまま、市町村の教育支援センターなどと同様に支援を受けることができます

■寄せる思い
外国人・不登校の生徒へ学びのサポートをしている2つの団体に、開校への思いを聞きました

○特定非営利活動法人 Gコミュニティ 代表理事 本堂 晴生さん
外国人に対して教育支援などを行うNPO法人を運営しています。
夜間中学にはさまざまな年齢・国籍の生徒が集い、多様性や違いを学ぶことができます。また外国人にとっては、日本語「を」学ぶだけではなく日本語「で」学ぶことができる場です。そして母国で学ばないような、日本の選挙制度や国会の仕組みなど、日本で生活する上で大切な知識を習得することができます。
このような学びを通して、日本語で社会を捉えることができるようになり、自信が付きます。自信が付くことで、困難を乗り越え、さらに社会で能力を発揮できるようになると思います。
みらい共創中学校が、生徒にとって「将来に向けた学びの場」になってもらえることを期待しています。

○まなビバ!シリウス 代表 安樂岡 優子さん
不登校の児童生徒に対し、学びのサポートを行うフリースクールを運営しています。
さまざまな事情により、中学校に通えなかった人たちの中には「中学校の学習内容の学び直しをしたい」「友達と青春を共有したかった」という人がいます。そうした人たちにとっては、夜間中学があることによって学びの場の選択肢が広がります。ぜひ先生や保護者をはじめとした多くの人に、みらい共創中学校があることを知ってほしいです。
また人との出会いそのものが学びだと思います。みらい共創中学校では同じ地球に生きる多様な年齢・国籍の仲間との出会いが待っています。仲間と「みらいを共に創り」これからの時代を生きる上で大切な価値観や考え方を模索し、育んでほしいと思います。
そして将来、生徒たちがみらい共創中学校出身ということに誇りを持って自分の人生を生き、羽ばたいていってほしいと願っています。

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