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令和6年度群馬県予算 幸福実感・新群馬実現予算(2)

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群馬県

■重点施策1 県民の幸福度向上
▼誰一人取り残されない群馬
○誰一人取り残されない、特色ある教育
県独自の特色ある教育として、非認知能力※に着目した教育の実践に取り組みます。障害のある子どももない子どもも同じ場所で共に学ぶ「インクルーシブ教育」への理解促進を図ります。
・非認知能力の育成…5,460万円
・インクルーシブ教育の推進…2,685万円
※非認知能力…学力では測れない自主性や、やり遂げる力などのこと

○こどもまんなか政策
新生児の先天性代謝異常等検査に、新たに2疾患を公費負担の対象として追加します。また養育費不払いへの対応を強化する他、ケアリーバー※への支援を拡充します。
・新生児の先天性代謝異常等検査…7,600万円
・養育費等確保支援…435万円
・ケアリーバー支援拡充…2,614万円
※ケアリーバー…児童養護施設や里親などの社会的養護のケアから離れた子どもや若者のこと

○多様な移動手段が選択できる社会の実現
「GunMaaS(グンマース)」を県内市町村へさらに拡大するために機能の拡充などを行い、誰もが安全・快適に移動できるMaaS(マース)※の社会実装を進めます。
・MaaS社会実装支援…1億3,507万円
※MaaS…Mobility as a Service(モビリティアズアサービス)の略で、複数の公共交通やそれ以外のサービスを組み合わせてスマートフォンなどで検索・予約・決済を一括で行うサービスのこと

▼幸福度指標の引き上げ
○医療提供体制の拡充
次のパンデミックに備え、医療提供体制の整備や人材育成に着手します。
在宅医療や災害医療などの対応拠点となる「群馬メディカルセンター」の整備を支援する他、デジタルを活用した周産期医療体制の充実などに取り組みます。
・次のパンデミック対応…4億8,643万円
・医療提供体制支援にかかる拠点整備…8,750万円
・周産期医療体制整備…1,000万円

○福祉施策のさらなる充実
全国で最も手厚い「子ども医療費無料化」を継続します。
高齢者と若い世代との交流を促進し、高齢者の孤立を防ぐ事業に取り組みます。
・福祉医療費補助…77億4,124万円
・高齢者孤立対策…2,000万円

まごマネージャー※による高齢者訪問
※まごマネージャー…高齢者に孫のような距離感で関わり、ニーズに沿って地域資源をマネジメントする若者のこと

■重点施策2 新群馬の創造
▼近未来構想の実現
○リトリート※の聖地
良質な温泉や豊かな自然などを生かして心と身体(からだ)をリセットする「リトリートの聖地」を目標に、農畜産物やアクティビティなどを組み合わせた群馬県ならではの旅行の楽しみ方を提案します。
また県立赤城公園は、民間活力を活用してキャンプ場などを整備し、7年度のオープンを目指します。
さらに温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録は8年の国内候補決定を目指します。
・リトリート環境の整備…2億9,387万円
・県立赤城公園活性化整備(R6当初+2月補正)…22億9,800万円
・温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進…5,055万円
※リトリート…自然の中でゆったりとした時間を過ごすことで、自分を見つめ直し、心と身体をリセットすること

○クリエイティブの発信源
Gメッセ群馬にデジタルクリエイティブ人材育成拠点「TUMO(ツモ)センター」を新設します。「tsukurun(ツクルン)」をサテライト展開して、デジタルクリエイティブ人材育成体制を強化します。
またGメッセ群馬をクリエイティブの拠点とするため、基本構想策定や撮影スタジオ機能強化のための改修設計などを行います。
映像産業や人材を集積させるため、若手クリエーターの映像制作を支援する他、県内での映像制作費を補助し、大型作品の誘致に取り組みます。
・クリエイティブ人材の育成…4億2,790万円
・クリエイティブ拠点化…9,984万円
・映像制作エコシステム構築…9,511万円

○レジリエンス※1の拠点
「レジリエンスの拠点化」に向けて、民間と連携して「命のコンテナプロジェクト※2」に取り組む他、新たな減災目標を定めるための地震被害想定調査を12年ぶりに実施します。
また災害対応力向上のため、県庁舎内の危機管理センターの拡張整備や県内医療機関の機能強化を行うとともに、頻発化・激甚化する気象災害にしっかり対応するため、引き続きハード・ソフトが一体となった防災・減災対策に取り組みます。
・災害レジリエンスの強化…1,165万円
・地震被害想定調査…1,472万円
・危機管理センター整備…2億1,626万円
・重点水害アクション(5か年重点レジリエンス戦略)…10億7,392万円
・防災インフラの整備、避難のサポート…210億8,455万円
※1 レジリエンス…大規模な災害時においても致命傷を回避しつつ被害を最小化する「防災力」と、私たちの暮らしや経済活動を速やかに立ち直らせる「回復力」のこと
※2 命のコンテナプロジェクト…民間企業などが中心となって、普段は店舗などで使用し、災害時は避難所などで必要となる機能を有した、移動可能な高機能コンテナの社会実装を目指す事業のこと

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