アートがめぶく。まち(3)

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■アーツ前橋開館10周年
ー美術館からまちなかへ広がるアートー

アーツ前橋は平成25年10月に開館し、今年で10周年を迎えます。本記念展は、これまで市民と共に歩んできたアーツ前橋の文化芸術活動を土台に、街とミュージアムの「次の10年」に向けた新たな協働を開くプログラム。アーツ前橋をメイン会場に、再開発が進む周辺の施設やコミュニティと連携して、空きビルやテナントを活用したデジタルアートや演劇公演のほか、プロジェクションマッピング、子どもたちとアーティストによる野外彫刻の共同制作など、多彩なアート活動を展開します。

◇開館10周年記念展　ニューホライズン　歴史から未来へ
10月14日(土)～来年2月12日(月)
場所：アーツ前橋、白井屋ホテル(本町二丁目)、まえばしガレリア(千代田町五丁目)、HOWZEビル(千代田町四丁目)、スズラン前橋店(千代田町二丁目)ほか
入館料・作品鑑賞パスポート：
〔一般〕1,500円
〔学生・65歳以上・団体(10人以上)〕1,000円(高校生以下、障害者手帳などを持っている人とその介助者1人、第2・第4火曜は大学生・専門学生・短大生は無料)
※アーツ前橋1階チケットカウンターで購入できます。最新情報は同館ホームページをご覧ください。

・南條史生
ープロフィールー
昭和47年慶應義塾大経済学部、昭和52年同大文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金などを経て平成18年森美術館館長、令和2年同館特別顧問、ヴェニスビエンナーレ日本館や台北ビエンナーレ、シンガポールビエンナーレ、茨城県北芸術祭などの国際展で総合ディレクターを歴任。4月1日に前橋市文化芸術戦略顧問、5月1日にはアーツ前橋特別館長に就任した。

◇アーツ前橋
6つのギャラリーを使い17組のアーティストの作品を展示。レフィーク・アナドールなど現代アートの開拓者たちの作品やアートファンなら誰もが知る巨匠たちに加え、日本のアートシーンで台頭する若手ペインター、アーツ前橋のユニークな空間を生かした彫刻作品や展示空間を展開します。

◇白井屋ホテル/まえばしガレリア
建築表現だけでなく良質なアートに触れられるスポットとして注目を集める両施設。本展開催に合わせて展示作品が追加・公開されます。

◇HOWZEビル
入口にある彫刻の形状から「グーチョキパービル」と呼ばれる7階建てビル。長らく空いていたこのビルを、3フロアを特設会場として活用します。

◇県庁昭和庁舎
プロジェクションマッピングの第一人者・石多未知行さんがプロデュースする、県庁昭和庁舎の全面を使った大規模なプロジェクションマッピングを実施します。
日時：10月27日(金)～29日(日)
場所：県庁昭和庁舎(大手町一丁目)

◇中央通り商店街
詳しくは本紙11ページをご覧ください。

▼Event Program　イベントプログラム
申込方法など詳しくは同館ホームページをご覧ください。

1.マームとジプシー演劇公演[瞬く瞼のあいだに漂う]
スズランの新館3階が劇場空間に変容。
日時：10月28日(土)・29日(日)、12月23日(土)・24日(日)
場所：スズラン前橋店新館3階

2.村田峰紀路上パフォーマンス[Neck Live]
「手も足も出ない」状態で描き出す、渾身(こんしん)の風景スケッチ。
日時：10月14日(土)、11月3日(金)・4日(土)・5日(日)
場所：中央通り商店街

3.木原共ARワークショップ[sings of change]
ARを駆使して「あり得るかも知れない未来」を問いかける未来授業。
日時：11月25日(土)
場所：中央通り商店街

4.石多未知行映像ワークショップ[A horizontal line]
一本の線から想像力を解き放つプロジェクションマッピング体験教室。
日時：来年1月20日(土)
場所：アーツ前橋

5.関口光太郎公開制作[辻辻モンスターズ]
街区の交差点「辻」に出現するガムテープの巨人や恐竜と遊ぼう。
日時：11月11日(土)・25日(土)
場所：市内各所

6.キュレーターによる街なか作品解説ツアー
本展のキュレーターチームがアートを通して見た本市の魅力を案内。
日時：期間中の隔週日曜、11時～12時30分
場所：まえばしガレリア、HOWZEビル、スズラン前橋店、中央通り商店街ほか

7.周辺の現代建築と白井屋ホテルのアートをめぐるツアー
アートホテルに展示された現代アートコレクションを特別公開。
日時：期間中の隔週火曜、13時～14時
場所：白井屋ホテル敷地内

問合せ：アーツ前橋
【電話】027-230-1144