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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊って?(2)

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群馬県前橋市

◇プロフィール
地域づくり分野地域おこし協力隊
パーベル フョードロフさん
出身地:ロシア ハバロフスク
活動開始時期:昨年10月3日
活動内容:本市の地域づくりの推進に関すること

Q1:なぜ本市の地域おこし協力隊に?
A1:東京でテレビ制作に関わる仕事をしていましたが、コロナ禍や戦争の影響を受けて仕事が減少してしまいました。その時、友人から地域おこし協力隊を紹介されたことがきっかけで興味を持ち、山本市長と実際に言葉を交わしていく中で、前橋で新しい挑戦をすることを決意しました。

Q2:地域おこし協力隊としての活動内容は?
A2:これまで、ウクライナから避難してきた学生の支援やロシアのサンタクロース衣装を着て保育園などを訪問しプレゼントを渡したり、公民館でボルシチ料理教室を開催したりと地域活動を実施しました。今は「MAmore-前橋愛」プロジェクトを中心に活動しています。このプロジェクトでは、市の中心部の建物に国際交流のシンボルとなるアートペイントを施し、カラフルで開放的な景観をつくることを目指しています。また、まちをカラフルにするだけでなく、約7,000人いる本市在住外国人と地域住民の交流や、市内の若者同士のつながりを生み出し、市に対する愛を育むという意味も込められています。参加型のプロジェクトなので、前橋を活気づけるきっかけにしたいです。

Q3:本市で好きな場所はありますか?
A3:自然が豊かなところです。赤城山の大沼やぐんまフラワーパークが特に気に入っているスポット。静かな大沼では、ゆっくりと座って地域おこしの企画を考えます。呑龍横丁や臨江閣も魅力的!

Q4:本市に来てどう感じましたか?
A4:市の中心部にも関わらず放置された空き家が多いことにショックを受けました。そこで思いついたのが「MAmore-前橋愛」プロジェクトです。これが盛り上がれば、空き家を活用するための新たな活動につなげられるかもしれないと思いました。

Q5:これからの目標は?
A5:まずは、一大プロジェクトである「MAmoreー前橋愛」を成功させることです。このプロジェクトで、日本国内だけでなく世界各地から見に来てもらえるようなストリートアートを制作したいです。

■編集後記
・悪いところを批判するだけでなく、デメリットをメリットに変えるような活動がしたいという姿がとても印象的で、ずっと前橋市に住んでいる私にはなかった視点を学ぶことができ、パーベルさんの溢れ出る熱意を感じました。そして、MAmoreプロジェクトが、カラフルなアートと多文化共生を通じて前橋市に架けてくれる虹へ期待が膨らみました!(茂木)
・私は生まれも育ちも前橋市なのですが、このような地域活性化のための取り組みをしていることを知らなかったので、今回の取材は貴重な体験でした。インタビューでも、今後この赤城山石井ハウスでさまざまなイベントを開催していきたいという話があったので、機会があれば私も参加してみたいです。(勅使河原)

問合せ:
・移住定住促進地域おこし協力隊については観光政策課【電話】027-257-0675
・地域づくり分野地域おこし協力隊については市民協働課【電話】027-210-2196

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