■「守り」から「攻め」へ
桐生市長 荒木恵司
明けましておめでとうございます。市民の皆様には、輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、旧年中は、市政の運営に対し深いご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、社会経済活動の正常化が進みつつある中、3年ぶりの開催となった堀マラソン大会に始まり、4年ぶりに全面開催された桐生八木節まつり、球都桐生ウィークでの様々な野球に関するイベント、そして、市内各所で多種多様な催しが行われたファッションウィークなど、多くの関係者のご協力のもと多彩なイベントが開催され、市民の皆様の笑顔や楽しそうな姿を拝見することができ、ようやくまちに活気が戻りつつあると感じられる年でありました。
一方で、物価高騰が続くなど市民生活には依然として厳しさが残っていることから、その支援策として、昨年11月に全ての市民に対し「桐ペイ」5000円分のポイントが入った使い切りカードを配布いたしました。登録店舗でお使いいただくことにより地域経済の好循環にもつながりますので、利用期限となる今年の2月末まで、積極的にご利用いただきたいと思います。
さて、私も市長として2期目の任期がスタートしてから早8か月が経過しました。これまでの「守り」から「攻め」の姿勢に転換し、コロナ禍で疲弊した経済や地域活動を活性化させ、市民が生き生きと幸せに暮らせる環境づくりに向け市政運営を進めてまいります。
また、今年は、桐生市第六次総合計画における後期基本計画の初年度となることから、昨年8月に設置した「桐生市移住支援フロントむすびすむ桐生」を中心とした移住・定住施策の推進や、小中高生がデジタルクリエイティブを体験できる施設「tsukurun KIRYU(ツクルンキリュウ)」の保健福祉会館内への設置、子どもがつくる仮想のまち「ミニきりゅう」の深化など、私が公約に掲げる施策を含めた様々な取り組みを推進し、多くの市民に市政にご参加いただく真の公民連携による“みんなでガンバルまち桐生”の実現を目指してまいりますので、これまでと変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
新年にあたり、皆様のますますの御健勝と御多幸を心からお祈り申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。
■皆様の声を市政に!
桐生市議会議長 人見武男
明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、令和6年の新春を穏やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、平素より市議会の活動について多くのご支援とご協力を賜り、深く感謝を申し上げます。
猛威を振るった新型コロナウイルス感染症も、昨年5月に感染症法上の取り扱いが季節性インフルエンザと同等の「5類」へ移行したことで、終息には至らないまでも、ようやく平穏な社会生活が送れるようになり、明るさを取り戻してきたと感じております。
そうした中、昨年は4月に統一地方選挙が執行され、今や全国の地方議会において、議員のなり手不足が問題となっておりますが、本市では議員定数を3名上回る25名が立候補し、市民の皆様の信託を受けた22名の議員による、第26期の桐生市議会を無事スタートさせることができました。
また、コロナ禍で中止となっていた「議会報告会・意見交換会」も、8月より、3年半ぶりに再開することができ、市民の皆様から貴重なご意見、ご要望を直接頂戴することができました。
本市議会では、これまでも「議会報告会・意見交換会」のほか、「まちづくり討論会」や「議会モニター制度」、「出前講座」などの実施に積極的に努め、市民との対話を重視してまいりました。
そして、様々な場面を通じて得られた市民の皆様の声を市政に反映させるべく、所管事務調査事項の研究を鋭意進めるとともに、「政策提言」や「要望書」を市長に提出したほか、個々の議員が市当局に対し様々な提案を一般質問の場で行うなど、多岐にわたる取り組みを行ってまいりました。
今後も、市民の皆様からの様々なご意見を拝聴するなかで、皆様の声を市政にしっかりと届け、二元代表制の一翼を担う機関としての責務を果たせるよう、議員一丸となって取り組んでまいる所存でございますので、どうか本年も更なるご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、今年は辰年であります。皆様にとりまして、天高く上昇する龍のように飛躍の年となり、幸多き一年となりますよう、議員一同、心よりご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
■桐生市議会
議長:人見武男
副議長:山之内肇
議員(議席順):
小島強
石渡宏明
飯島英規
歌代公司
渡辺恒
関口直久
工藤英人
園田基博
北川久人
久保田裕一
近藤芽衣
田島忠一
丹羽孝志
辻正男
新井達夫
岡部純朗
福島賢一
佐藤光好
河原井始
周藤雅彦
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