文字サイズ
自治体の皆さまへ

[特集3]支える人を支える社会に~ケアラー・ヤングケアラー支援~

8/11

茨城県

「茨城県ケアラー・ヤングケアラーを支援し、共に生きやすい社会を実現するための条例」(令和3年12月制定)に基づき、ケアをする人も受ける人も自分らしい人生を歩めるよう、社会全体で支えていくための取り組みを進めています。

■ケアラーとは
家族などの身近な人に対して、無償で介護、看護、日常生活の世話や援助などを行っている方のこと

例えば…
・仕事と介護の両立に困難を抱えている
・仕事を辞めてひとりで親の介護をしている
・アルコール・薬物依存やひきこもりなどの家族をケアしている

●本県の現状(抜粋)
ケアラーが1日当たりの世話に費やす時間

出典:茨城県ケアラー実態調査(令和4年)

■ヤングケアラーとは
本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話、介護などを行う18歳未満の子どものこと

例えば…
・障がいや病気のある家族に代わり、家事をしている
・家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている
・家計のために労働をして、障がいや病気のある家族を助けている

●本県の現状(抜粋)
「世話をしている家族がいる」と回答した生徒の割合

出典
茨城県:茨城県ヤングケアラー実態調査(令和4年)
全国:厚生労働省ヤングケアラー実態調査(令和2~3年)

■ケアラー・ヤングケアラーが抱える問題
家族がケアをするのは当たり前という風潮の中、さまざまな課題を同時に抱えていることが多くあり、その存在が見えにくい状況にあります。

⇒早期に発見・把握し、適切な支援につなげることが重要

■県の取り組み
実態調査や有識者委員会での検討などを踏まえ、支援を総合的かつ計画的に推進するために「茨城県ケアラー支援推進計画」を策定し、さまざまな施策を行っています。

《最優先対応事項》
1.学校などにおける認知度向上・理解促進の取り組み
2.地域におけるケアラー相談支援体制と連携の強化

◇学校などでの普及啓発
電子リーフレットと啓発動画を作成し、県内各学校や関係機関で研修などに活用しています。

◇オンラインによるヤングケアラー支援
県と認定NPO法人カタリバが連携して、オンラインによるヤングケアラーの伴走支援を行っています。

◇支援機関職員合同研修会
教員や支援機関職員向けに、福祉、介護、教育などの機関が集まり、実例を基に具体的な支援を検討する合同研修を地域単位で開催しています。

◇市町村窓口
ケアラー・ヤングケアラー支援についての相談はこちら

この記事に関するお問い合わせ:県福祉政策課
【電話】029-301-3157

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU