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[隔月連載]雪入山の風

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茨城県かすみがうら市

■初夏の野鳥たち
青葉がしげる5月の雪入山に、渡り鳥たちがやってきます。彼らの多くは、インドネシアやマレーシアなど東南アジア地域から海を越えて渡ってくるのですが、その距離はおよそ5,000kmにもおよびます。スズメくらいの小さな鳥が、長い距離を飛んでやってくるなんて、すごいと思いませんか?加えて、地図やナビがなくても、毎年同じ場所に帰ってくるため、野生の生き物の能力は計り知れないほど高度なことが分かります。彼らは日本で子育てをしたあと、8・9月ごろにまた東南アジアへ旅立っていきます。
雪入山で見られる初夏の渡り鳥のなかで、とても人気の高い鳥はオオルリ・キビタキ・サンコウチョウの3種類。姿も声も素晴らしくきれいで、その鳴いている姿をひと目見ようと、県内外から見物客が訪れます。そんな美しい野鳥たちとの出会いを楽しんでいただくため、ネイチャーセンターでは、随時、野鳥観察会を開いています。相手は野生の生き物なので、必ず見られるわけではありませんが、野鳥たちのさえずりに包まれた、すがすがしいひとときを楽しむことができます。ネイチャーセンターで双眼鏡のレンタルも行っていますので、ぜひご利用ください。

問合せ:雪入ふれあいの里公園ネイチャーセンター
【電話】0299-59-7000

※来月は、かすみがうら市水族館によるコラムを掲載予定

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