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[隔月連載]湖畔(こはん)の学(まな)び舎(や) かすみがうら市水族館

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茨城県かすみがうら市

■霞ヶ浦の外来種を紹介 霞ヶ浦のアメリカナマズ
国外から持ち込まれた外来生物で、特に生態系や人に対して危害を加える恐れがある種は、外来生物法で特定外来生物の指定を受けています。霞ヶ浦には、オオクチバスやブルーギルなど複数の特定外来生物が発見されていますが、中でも注目されているのがアメリカナマズです。
1971年に食用として持ち込まれたとされており、霞ヶ浦でも養殖が始まりました。その後、いけすから逃げ出し定着したと考えられています。その数はオオクチバスやブルーギルを上回り、現在では霞ヶ浦に生息する外来種の中でも、特に急激に個体数を増加させている種といわれています。最大80cm程まで成長し、雑食性で魚類や甲殻類などの水生生物、大型の陸生生物も捕食します。捕食量も多く、霞ヶ浦の外来種を紹介霞ヶ浦のアメリカナマズ霞ヶ浦の重要な水産資源であるワカサギやハゼ類、エビ類の捕食やそれによる生態系への影響が懸念されています。さらに胸ビレには鋭い棘(とげ)があり、網や漁師の方への被害も確認されているため、対策が急務の状態といえます。
そんなアメリカナマズですが、元々は食用であり、大変美味しいという一面もあります。たくさん生息していますので、一度釣って食べてみるのも面白いかもしれません。
当館でも展示しています。ぜひ見に来てください。

問合せ:かすみがうら市水族館
【電話】029-896-0722

来月号は、雪入ふれあいの里公園によるコラムを掲載予定

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