■楽しみながら学べる水族館
休日に家族で出掛けるスポットとして知られている水族館ですが、実は次の4つの社会的役割があります。(1)種の保存(2)教育・環境教育(3)調査・研究(4)レクリエーションです。どの分野に力を入れるかは施設ごとにさまざまですが、当館では特に「教育」の分野に力を入れて、来館者の方が一つでも多くのことを学んで帰ってもらえるよう展示やイベントを工夫しています。
「教育」という言葉を聞くと堅苦しく思われるかもしれません。しかし、生き物に興味を持ち解説板に目を通して名前を覚えたり、クイズの答えを考えたり、餌あげの体験をして、それを食べる様子を観察することは、教育であり学びです。また、重要なことは、「楽しく学ぶ」ということです。例えば生き物の解説板を例に挙げると、同じ情報でもただ文字を書くだけではなく、イラストや色、吹き出しをつけることで、来館者の方の興味を引き、楽しみながら生き物のことを知るきっかけを提供できます。
ある生き物に興味を持てば、野生で住んでいる環境にも関心が向き、さらには、ごみなどの環境問題まで意識が広がっていくかもしれません。当館は、来館者の方が楽しめることはもちろん、学ぶことができる施設となるよう運営していきます。
問合せ:かすみがうら市水族館
【電話】029-896-0722
来月号は、雪入ふれあいの里公園によるコラムを掲載予定
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