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議会だより No.192 「12月定例会」(4)

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茨城県八千代町

▽公共インフラの整備について
安田 忠司(やすだただし)議員
[質問1]
町民の集まる施設である中央公民館、総合体育館、BandG海洋センターや、人命を守るための消防署など、町の中心部の公共施設の老朽化が進んでいますが、今後の整備計画を伺います。

副町長:公共施設整備検討ワーキングチームを組織し、公共施設の今後のあり方について議論を重ねてきました。その結果、議論のたたき台となる整備案を複数作成しました。来年度は、議員の皆様や地域住民の方々をメンバーとする公共施設整備検討委員会を立ち上げ、その中で整備案を提示し、議論を重ねていただき、整備の方向性を決めていただきたいと考えています。

[質問2]
八千代町は温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、多品目の野菜や果物が生産できる全国有数の農業の町です。しかしながら、地域経済をさらに活性化させるためには、農商工が連携したまちづくりが重要になってきます。
八千代町の今後のまちづくりについて伺います。

町長:今後は、第1次産業、第2次産業、第3次産業がバランスよく発展しなくてはならないものと考えています。当町は全国有数の農業の町です。そして、第2次産業も八千代工業団地の操業開始もあり、比較的順調に進展していると言えます。しかし、第3次産業であるサービス業に従事する人員については、就業人口が占める割合が茨城県最下位となっています。これは、飲食店や商業施設が少ないことを意味します。今後のまちづくりにおいて、第3次産業へのてこ入れが最大の課題です。区画整理地内での新規出店など、起業の促進や商業施設の誘致等にも注力したいと考えています。町内においては、長らく都市計画法の線引きにより土地利用が制限されています。今後は積極的な地区計画の導入により土地活用の流動性を高め、生活する上での利便性向上につなげたいと思います。

▽町の執行者としての今期の成果と反省点について
大久保 敏夫(おおくぼとしお)議員
[質問1]
野村町長が町長に就任されて3年の月日が経ちました。野村町長が政治家を志した理由を教えてください。また、今期の成果と反省点、今後やりたいことについてお聞きします。

町長:私が政治家を目指した理由は、私を育ててくれた八千代町のために、少しでも役に立ちたい、八千代町を良くしていきたいと思ったからです。そして、自分が八千代町の職員時代から思っていた、こういう地域をつくってみたい、それを実現するために、政治の世界に足を踏み入れました。
成果としては、都市計画の推進、道路の整備、そして財源の確保、そして子育て、人口減少、福祉対策など、一つ一つ丁寧に手掛けてきました。
行政区長、行政副区長より要望されている、時代に即した新しいコミュニティの推進については、3年間でもう少し進めたかったと思っています。
今後ですが、学校のあり方の検討については、今まで誰も挑戦できなかった問題です。この問題について、町民の皆様と共に考えたいと思っています。

[質問2]
現在、学校のあり方については、学校のあり方検討委員会を立ち上げて、そこで議論が行われています。私は、現在の学区・土質にとらわれることなく、もっと斬新な考え方を打ち出すべきだと思います。野村町長の考えを伺います。

町長:私も旧村単位で分けるのではなく、オール八千代で考えるべきだと思います。ふるさと座談会においても、町民の皆様に今度の取り組みは地区の枠を超える可能性がありますと、自分の考えとして説明しました。

▽農業問題について
増田 光利(ますだみつとし)議員
[質問1]
八千代町でも、農地持ち非農家が増えています。こうした方々にとって農地の所有は大きな負担であり、早く処分したいという声を多く聞きます。こうした状況は、耕作放棄地の増加にもつながる恐れもあり、農地の処分は、集約化と一体で考える必要があります。現状と解決策についてお聞きします。

産業建設部長:農地持ち非農家については、町内においても増加傾向にあると考えます。
耕作放棄地の対策としては、農業委員会において、農地利用状況調査を実施しています。
集約化の取り組みとしては、耕作者の紹介依頼や農地を処分したいなどの相談において、農業委員会と調整を図り、隣接の耕作者を紹介するなど、あっせん活動を行い、農地中間管理機構を活用し、農地の集約化に努めています。また、農業経営基盤強化促進法の改正に伴い、市町村において地域計画を策定することになりました。今後は地域での話し合いを行い、地域ごとの集約化や農業の計画書を作成することになります。

[質問2]
団塊の世代が75歳になる2025年が間もなくやってきます。75歳前後になると、病気などに弱い人と健康を維持できる人に分かれます。介護が必要になった時、特別養護老人ホームに入らない人の最終的な拠り所として小規模特別養護老人ホームを導入すべきです。八千代町の見解を伺います。

保健福祉部長:小規模特別養護老人ホームの整備につきましては、令和6年度から令和8年度までを計画期間とする「八千代町後期高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画」においては、利用者の需要のピークは数年先と見込んでおり、盛り込まない方向ですが、第10期以降の計画に向けての重要な検討課題であると認識しています。

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