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町長コラム vol.32

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茨城県八千代町

■素晴らしい出会い~ベトナム国ラックズオン県~
去る5月15日から20日までの6日間、調査団を結成しベトナムに行ってまいりました。2022年10月に締結した協定書に示された交流の方向に基づき、互いに交流事業を進めるためでした。私、町議会の大里岳史議長、町農業委員会の小竹節会長、常総ひかり農業協同組合の堤隆代表理事組合長、町観光大使の一番星さん、町内の事業者、在日ベトナム人協会連合会、地域おこし協力隊、通訳、コーディネーターという構成でした。
2023年は日本とベトナムの日越外交関係樹立50年を迎える年です。八千代町では、2022年10月26日に町内にベトナム国ラックズオン県の訪問団を迎え入れ、ラックズオン県人民委員会のス・タイン・ホアイ委員長と八千代町長の私が友好都市提携協定書にサインをし、両地域のお付き合いが始まりました。この協定は、八千代町に在住する外国人の国籍で最も多いベトナム社会主義共和国との相互理解や友好親善を図るとともに、人的交流、文化交流、技術・経済交流という共通の目的を持ち、共に発展しあうことのできる国際交流を推進するものです。
ベトナムは伸びざかりであり、世界の注目を受けていますが、国民の平均年齢は31才、日本の平均年齢48才より17才も若い活気あふれる国であります。ラックズオン県は、ベトナムの中部高原のラムドン省に位置し、人口が32,000人、面積が1,316.3平方キロメートルと広く、八千代町のおよそ20倍の広大な面積を有しています。気候は平均海抜1,500~2,000mの標高で、温暖な気候、年間平均気温は16~22℃、雨季と乾季の2つの比較的異なる季節に分けられます。産業は、基幹産業が農業と観光で、ハイテク、有機農業、生産性向上および製品品質の向上に力を入れています。
また、現在交通システムとインフラが徐々に整備され、観光開発の大きな可能性を秘めた地域であります。今回我々はラムドン省ラックズオン県の議長、委員長、日本親善大使をはじめとする多くの有力者と出会い、お互いの地域の事情や現在進めているプロジェクトの相互理解を深め、その他、コーヒー祭(ベトナムは世界第2位のコーヒー豆産出国)や企業間における覚書の締結式に参加してあいさつを行い、八千代町を参考としたグラウンドゴルフ場の整備、観光拠点、日本語教室の開設、農業の取り組み、防犯監視センターなどを視察、細部にわたる説明を頂きました。
ラックズオン県は飛行機で6時間余りの遠方にあり、言葉、文化は異なりますが、笑顔と気配りの人たちが多く、両地域がともに信頼し合えるパートナーとして交流できることを信じています。

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