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【特集】最期まで自分らしく過ごすために 終活 2

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茨城県古河市

■エンディングノートを書いてみました
市内在住の坂本さん、齋藤さん、石丸さんに市で配布しているエンディングノートの作成に取り組んでもらい、書いてみた感想などを語っていただきました。
・坂本勇さん
・齋藤世美恵さん
・石丸里佳さん

坂本勇さん(以下、坂本):実は、以前に少し書いたことがあります。コロナ禍で私たちの生活は一変し、何が起こるか分からない状況の中、自分の気持ちを家族に伝えておかなければと考えたことがきっかけでした。
齋藤世美恵さん(以下、齋藤):息子と終活の話が出ていたのでノートを購入しましたが、書く暇がなく、そのままにしていました。今回の取材をきっかけに書くことができて、うれしく思っています。
石丸里佳さん(以下、石丸):正直な感想を言うと、私の場合は書くタイミングはもう少し先でもいいかもしれないと思いました。
坂本:エンディングノートは手間がかかるイメージがありましたが、いざ書いてみると質問に答えていく一問一答形式が多く、書きやすいものでした。葬儀や財産などの事務的な項目から、今後の人生のことなど心情的な項目まで幅広く記入できることが、とても印象的でした。
石丸:書いてみると、ほとんどの項目で家族の判断に任せたいと思うことが多かったです。そのことを家族に話すと理解を示してくれて、ノートをきっかけに、日頃から家族とのコミュニケーションが取れていることを実感できました。
齋藤:私も息子が家に来た時に、今回書いたノートを見て話をしました。書いた内容を息子が真剣に読んでいる姿を見たら思わず涙が出てしまって…。書いて良かったです。
坂本:そうですよね。私は、普段は照れくさくて言えないことも、ノートなら自然に書いて残すことができると思いました。ノートを書き進めていくと、今までと考え方が変わりましたね。妻や子どもにノートを通して自分の気持ちなどを率直に伝えたいと思うようになりました。知人や友人にも「ぜひ、ノートを書いてみては」と勧めたいと思います。

■簡易版エンディングノートを書いてみよう
※ここにある項目は一例です。書ききれない場合は市のエンディングノート等をご活用ください。
※詳細は本紙8、9ページをご覧ください。

作成したノートは、いざというときすぐに活用できるようにしておくことが重要です。作成したことや保管場所は家族や信頼できる人に共有しておきましょう。
また、市では終活に関連した講座を開催します。これからの時間を自分らしく生きるため、終活を始めてみませんか。

◆エンディングノート書き方講座
日時:9月22日(金) 14時~15時
場所:健康の駅
定員:50人(先着)
講師:(株)鎌倉新書
申込:9月15日(金)までに申し込み〔電話〕

問合せ:(健)高齢介護課
【電話】92-4921

◆まなびピアこが講座「終活ってなあに」
期日:(1)10月18日~12月6日の水曜日、(2)1月9日~2月20日の木曜日(全4回)
時間:13時30分~15時30分
場所:古河断熱東公民館
費用:400円(教材費含む)
講師:安喰ひとみ氏
申込:9月5日(火)~15日(金)の9時~17時に郵便はがき(63円)を記入し持参〔窓口〕

問合せ:古河断熱東公民館
【電話】32-5533

■人生会議(Advance Care Planning)を始めてみよう
人生の終わりまで、あなたはどのように過ごしたいですか?
人生会議とは、自らが希望する医療やケアを受けるために大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むのかを自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合うことです。

○話し合いの進め方(例)
あなたが大切にしていることは何ですか?

あなたが信頼できる人は誰ですか?

信頼できる人や医療・ケアチームと話し合いましたか?

話し合いの結果を大切な人たちに伝えて共有しましたか?

心身の状態に応じて意思は変化することがあるため、何度でも繰り返し考え話し合いましょう

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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