■ミロナリウ、アーカスでの滞在制作
11月のオープンスタジオにご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。もりや市民大学の受講者や筑波大学の学生、市内外の子どもたちと幅広い世代の方々に、まさに生まれ出ようとしているアートを楽しんでいただく機会となりました。ローラ・クーパーと進藤冬華(しんどうふゆか)は90日間の滞在制作を終えて、12月5日にそれぞれの拠点へと旅立ちました。私たちスタッフにとって、例年は一度にアーティストが去っていくこの時期は心にぽっかりと穴が空いたような気持ちになりますが、今年はもう1組のアーティスト、ミロナリウが12月中旬まで滞在しているので嬉しいですね。
オランダを拠点活動している2人組、ミロナリウ[クロディアナ・ミローナ&ユァン・チュン・リウ](アルバニア/台湾)は、新型コロナの影響のため、来日が果たせず、2020年と2021年にオンラインのレジデンスプログラムに参加しました。一旦は、プログラムを終えたのですが、ミロナリウは調査の続きを希望していました。そして今年、オランダのモンドリアン財団からの助成を受けて10月26日から来日し、アーカスで滞在制作が実現しました! オープンスタジオでミロナリウの作品を見た方もいるかと思います。彼らは、およそ百年前に台湾で品種改良されたジャポニカ米「蓬萊米(ほうらいまい)」について調べるとともに、牛久市を拠点に、霞ヶ浦流域の環境改善の一環として伝統的な稲作を実践している団体「新しい風さとやま」を訪れ現地視察とインタビューを行いました。今月16日まで滞在しているので、ミロナリウの活動に興味があるという方など、ぜひスタジオに遊びに来てください!
問合先:アーカススタジオ(もりや学びの里内)
【電話】46-2600 (10:00~18:00)
【メール】arcus@arcus-project.com
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