【特集】泥んこでつなぐ麦わら帽子

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5月30日、大野小学校の4年生25人による田んぼリレーが行われました。
「大野小協力の会」ボランティアの皆さんにより、伝統的に実施されてきたこの行事も、コロナ禍を経て、4年ぶりの開催となりました。
当日、この日を楽しみにしていた子どもたちが、列になって田んぼにやってきました。この田んぼリレーは、田植えのため土を柔らかくする「代かき」の意味もあるそうです。
まずは足から田んぼにそっと入って、土の感触を確かめる子どもたち。かと思いきや、すぐに思いきり泥に身を投げ出して、全身で「田んぼ」を楽しんでいました(笑)。
田んぼリレーは、麦わら帽子がバトン代わり。チームに分かれ、対抗戦でスピードを競います。保護者や先生の「大人チーム」も参加して、よーいドン!
「早く早く! がんばれー!!」「大人チームだけには負けるな～!」など、歓声が上がり、大人も子どもも一緒になって、大盛り上がり。五感で自然と戯れているようでした。
「久しぶりの田んぼリレーで子どもたちの表情を見て、やっぱり自然の力はすごいと思いました。これからも自然と触れ合える機会を作っていきたいですね。」と話す大野小協力の会の高橋甚一郎(たかはしじんいちろう)さん。
子どもたちも満面の笑みを浮かべて「田んぼがどのくらい深いか分からなくてドキドキした」「思ったより泥が温かくてびっくりした」「転んで泥だらけになったのが楽しかった～!」と、口々に感想を教えてくれました。
大野小学校では、今回の田んぼリレーに続いて、田植え、除草、稲刈り、天日干しで稲を乾燥させる「おだかけ」、脱穀・籾摺(もみすり)など、年間を通して本格的な米作り体験学習を行っていきます。
出来上がったお米は子どもたちひとりひとりに配られ、思い出いっぱいのお米を家で味わえるそうです。秋の豊作をお祈りしています。