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国際交流員シルビアさんの「Moriya’s diary!」

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茨城県守谷市

■初めての日本での思い出
先日、友達がドイツから遊びに来てくれたので、10年前留学生として、初めて日本に滞在した沖縄を案内しました。昨年8月号の広報もりやでも、沖縄に留学していたことは少し触れましたね。
初めての日本での生活は、人生で初めての一人暮らしでもありました。最初は、日本語が一言も理解できなくて、どうしたらいいか全然わからず、圧倒されたのを今でも覚えています。でも、他の留学生と一緒に日本語の勉強を頑張り、大学の先生やサークルの友達が熱心にいろいろ教えてくれたので、新しい生活にも少しずつ慣れ、楽しい時間を過ごすことができました。エイサーを踊ったり、三線を弾いたり、沖縄の海やビーチ、人々の居心地の良さ、ウチナータイム(時間にルーズな沖縄独特の時間の感覚)の生活が好きになり、ウチナーンチュ(沖縄人)になれた気がしました。
もともと私はとてもシャイな性格でしたが、沖縄の人たちが温かく受け入れてくれたので、自分から積極的に話しかけられるようにもなりました。ドイツに帰った時に、家族から「すごく変わったね」と驚かれました。沖縄では、たくさんの素敵な人に会えて、今でも連絡をとる友達もできました。帰国する時に持ち帰ったものは、素晴らしい思い出とシーサーの置物でした(守谷のアパートでも、シーサーは守ってくれています)。
いろいろなことを思い出して、ノスタルジックな気持ちになりましたが、沖縄での特別な1年に今でも感謝しています。
初めて日本に来たとき、さまざまな国の人と接し、文化交流の大切さを感じました。異文化の共通点と違いの理解から平和が始まると思います。ですから、その異文化の理解を深めたいと思って、国際交流員としてドイツと深い繋がりがある守谷市で働くことになりました。

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