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[特集]もしもの時にそう思えるように… 備えのおかげ

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茨城県常総市

台風や豪雨、年々威力を増し続ける自然災害には“日々の備え”が重要となります。
台風シーズンが来る今こそ、今一度ご家庭の防災について考えてみましょう。

■自分の「命」は自分で守る!
6月に発生した台風2号では、台風周辺の湿った空気の影響で梅雨前線の活動が活発となり、関東でも激しい雨が降り、県内各地でも浸水被害が出ました。当市においても大雨警報が発令される事態になりました。
災害発生の可能性が高くなるこれからの季節で大切となるのが、日頃からの備えと防災の意識です。
防災に関する考え方は様々ですが、防災を考えるうえで必要な3要素として、自分や家族を自ら守る「自助」、地域の人々が協力して助け合う「共助」、公的機関が救助や支援をする「公助」があります。
全員が被災者になった現場の「公助」には限界があり、「あの時備えておけば…」と後悔しても取り返しが付きません。
自分や大切な人の命を守るのは、自分自身。そこで、まずは自助の意識を持つことが大切になります。

●災害はいつ発生するかわからない 日頃の備えを心がけよう
台風シーズンが到来します。台風や豪雨で避難が必要になった場合を想定して、もしもの事態に備えましょう。
▽ステップ1 家の外の備えを行う
・窓や雨戸は鍵をかけ、必要に応じて補強する
・側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく
・風で飛ばされそうな物は固定したり、屋内へ格納

▽ステップ2 家の中の備えを行う
・非常用具の確認(懐中電灯、携帯用ラジオ、救急用品など)
・窓ガラスに飛散防止フィルムやテープなどを貼ったり、カーテンやブラインドを下ろすなど
・断水に備えて飲料水や生活用水の確保
・非常用食品の準備

▽ステップ3 避難場所の確認を行う
・避難場所への避難経路を確認
・家族で避難場所や連絡方法などを話し合っておく

▽ステップ4 避難のタイミングを逃さない
避難情報が発令されたら行動を開始しましょう。

▽ステップ5 情報収集を行う
台風や豪雨から身を守るためには、気象情報や避難情報が鍵を握ります。
・防災行政無線
・エリアメール
・ラジオ・テレビ
・登録制メール
・市ホームページ、SNS
・Yahoo!防災

■災害への備え、できていますか?
大規模な水害やその他の災害が発生すると、電気やガス、水道などのライフラインが止まってしまう可能性があります。
また、物流機能の低下などにより必要な生活用品が手に入らなくなってしまうことも考えられ、災害発生後に自分や家族に必要な物資を揃えるのは困難になります。
そこで、今から災害に備え、飲料水や保存の効く食料などの備蓄をしておきましょう。
また、備蓄品のストックがあれば、自宅から避難が必要になった場合にも必要なものを持ち出すことができます。
備蓄品の準備をする際は、ご自身の健康状態や家族構成などを加味するようにしましょう。

●家族構成に合わせた備蓄品の例
▽乳幼児がいる場合
粉ミルク、哺乳瓶(消毒セット)、離乳食、紙おむつ、おしりふき、おもちゃ、母子手帳など

▽要介護者がいる場合
介護用品、入れ歯、補聴器、大人用紙おむつ、補助具の予備、障がい者手帳など

▽常用薬が必要な場合
最低3日分の薬、お薬手帳など

▽妊婦がいる場合
生理用品、ガーゼ、さらし、新生児用品、母子手帳など

▽ペットがいる場合
ペットフード、ペット用品、(食品、トイレ、リード、ゲージなど)、飼い主の連絡先など

●食料・飲料・生活必需品の備蓄の例(人数分の準備をしましょう)
▽食料・飲料・生活必需品などの備蓄
・飲料水…3日分(1人1日3リットル)
・非常食…3日分(ご飯(アルファ米など)、ビスケット、レトルト食品、板チョコ、乾パン等)
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー
・マッチ、ろうそく
・カセットコンロ
※大規模災害時には「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。
※飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。

▽非常用持ち出しバッグの準備
・飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレート等)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証等)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬等)
・ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
・懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
・衣類、下着、毛布、タオル
・洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ
※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びんなども用意しておきましょう。

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