市ではカーボンニュートラルを実現した脱炭素社会を目指す取り組みの一つとして、市民、市民団体、企業によるカーボンニュートラル達成等地球温暖化対策に向けた取り組みや作品を顕彰しており、カーボンニュートラル基金活用委員会において、カーボンニュートラルの理解度、メッセージ性等を審査し、受賞者を選びました。
■応募数
活動部門:企業の部…3社
作品部門:
・一般市民の部…2人
・小学生の部…6校298人
・中学生の部…5校161人
■令和5年度受賞者
▽企業の部
活動部門:地球温暖化対策に向けた先進的な取り組みを行う企業・団体
・最優秀賞 ピジョンマニュファクチャリング茨城株式会社(代表/圷里志さん)
・優秀賞 茨城リネンサプライ株式会社(代表/伊村佳洋さん)
・優秀賞 有限会社井上製作所(代表/井上健さん)
一覧については本紙をご参照ください
■活動部門企業の部最優秀賞を受賞「ピジョンマニュファクチャリング茨城株式会社」
代表取締役社長の圷さん、取締役の池田さんにお話を伺いました。
ピジョンマニュファクチャリング茨城は、ベビー・マタニティ用品を展開する「ピジョン」グループの一員として、地球環境・サステナビリティに配慮した運営を行っています。工場運営に使用する電力は、再生可能エネルギー由来電力の導入100%を達成。また、施設内照明のLED化やEVフォークリフトの導入など、カーボンニュートラルに繋がる幅広い取り組みを行っています。
「ピジョングループの一員として“この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にします”という存在意義を共有しています。ウェットティシュは赤ちゃんの肌に直接触れるもの。それを思えば、排ガスもできるだけ避けたかったので、EVフォークリフトの導入も必然の流れでした。赤ちゃんが大人になった時の地球のことを考え、環境負荷をなるべくかけないよう取り組んでいます」と代表取締役の圷さん。再生可能エネルギーは令和2年より導入、FIT制度を活用し令和4年9月からは電気由来のCO2排出量実質ゼロでの工場稼働を実現しました。また、環境マネジメントシステム規格「ISO14001」の認証も取得し、工場全体で環境負荷軽減意識を共有しています。
「パッケージ印刷にも、環境にやさしい植物由来のバイオマスインクを一部使用しています。少しずつでも、出来るところから取り入れていきたいです。」と、取締役の池田さん。赤ちゃんにやさしいことは人にもやさしく、環境にもやさしい。ピジョンマニュファクチャリング茨城の取り組みは、地球にうれしい好循環を育てています。
■令和6年度もカーボンニュートラル顕彰制度を実施します
▽活動部門 企業の部・団体の部
市内においてカーボンニュートラルにつながる活動に取り組む企業、市民団体の方を募集し、顕彰します。
▽作品部門 一般市民の部・小学生の部・中学生の部
カーボンニュートラル実現に向けた作品を募集します。
募集期間や応募の詳細については、決まり次第広報ひたちおおたおよび市ホームページでお知らせします。
問合せ:環境政策課環境企画係
【電話】内線109
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