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自治体の皆さまへ

令和6年度 施政方針(2)

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茨城県桜川市

■活力ある産業のまちづくり
◇農林業の振興
農業生産基盤の整備、地産地消の推進と農産物のブランド化を進め、農家の所得向上を図り、新規就農者の確保や農地の集積による効率化を推進してまいります。
また、農村環境の保全として、優良農地の確保、耕作放棄地の発生予防と解消に取り組むとともに、有害鳥獣対策室と猟友会の連携により、イノシシなどの捕獲や被害防止対策の強化に努めます。
さらに、ヤマザクラなど、地域資源を活かした里山保全や、森林環境譲与税などを活用した森林資源の維持に努めてまいります。

◇商工業の振興
経営が安定し、経済活動が活発になるよう、ビジネスマッチングによる販路拡大や、地域資源を活かした商品開発の支援、商工会と連携した経営支援を行います。市内の消費促進および商工業の振興を図るため「住宅リフォーム助成事業」を継続してまいります。
また、市の地場産業である石材業については、市内外の石材関係団体と連携を図り、石材製品の市場や販路の拡大を推進してまいります。
一方「産業立地・雇用促進に関する奨励制度」に基づく優遇措置や、遊休地情報を発信し、周辺道路の整備など企業が立地しやすい環境を整え、新たな雇用確保ができるよう企業誘致を推進してまいります。

◇観光の振興
国の名勝指定の「桜川のサクラ」や多数の登録文化財を有する「真壁の町並み」多くの観光客が訪れる「雨引観音」などの歴史・文化資源とともに、地域資源である「ヤマザクラ」「筑波山地域ジオパーク」「つくば霞ヶ浦りんりんロード」など、市の魅力をPRしてまいります。
特に、市内に自生する55万本のヤマザクラを「日本一のヤマザクラの里」として全国に向け引き続き発信してまいります。
また「上野沼やすらぎの里キャンプ場」や「筑波高原キャンプ場」は、それぞれの立地や特性を活かした管理運営を行い、利用の促進を図ります。

■快適な暮らしのまちづくり
◇計画的な土地利用の推進
桜川筑西インターチェンジ周辺地区における新たな都市拠点の形成を推進し、社会情勢の変化に即した適正かつ合理的な都市計画制度の見直しを行ってまいります。

◇景観の良い住環境の保全
「さくらがわ人生応援住宅取得助成金交付事業」を引き続き実施し、市内で住宅を取得した場合、最大で200万円の助成金を交付することにより、定住人口の増加を図ります。
また「桜川市空家等対策計画」に基づいて、市民が安全安心に暮らせる生活環境の確保と地域社会の活性化を目的に、空家対策の推進と利活用の促進を図ります。

◇道路網の整備
一級市道の整備を、国・県の補助などを活用し、年次計画に沿って順次進め「上曽トンネル整備事業」を引き続き実施してまいります。
また、市民の皆さまからの要望が多い、その他の市道や排水整備は、緊急性・必要性を勘案しながら整備してまいります。
さらに、道路や橋梁の補修・修繕などは、安全確保を図るため迅速に対応してまいります。

◇公共交通の充実
市民の皆さまが安心して暮らし続けることができる公共交通の確保に努めてまいります。
また、市民の皆さまの移動手段としてご利用いただいている基幹路線の「ヤマザクラGO」は、さらなる利便性の向上を図ってまいります。
加えて、高齢者や運転免許をお持ちでない方を対象に、タクシー運賃の一部を助成し、交通弱者の移動手段を確保してまいります。

◇下水道の整備
水洗化の普及促進に取り組み、効率的な事業運営を図り、接続率の向上を目指してまいります。

◇上水道の整備
給水人口の減少や施設の老朽化などから厳しい経営環境にありますが、安全でおいしい飲料水を安定的に供給するため、新たに策定した「水道ビジョン」や「経営戦略」に基づき、水質管理や老朽施設および老朽管の改善を図りながら、公営企業として経営の健全化に努めてまいります。

◇廃棄物の抑制と適切な処理
市民の皆さまや事業所などの環境保全に対する理解と協力のもと、適正な廃棄物処理、資源ごみの再利用、リサイクルによる循環型社会の構築を進めてまいります。

◇生活環境の保全
「桜川市地球温暖化対策実行計画」に基づき、地球温暖化をはじめとする環境問題に積極的に取り組み、環境保全のための意識啓発に努めてまいります。
特に、不法投棄につきましては、引き続き監視指導体制の強化を図ってまいります。
また、水質の監視強化に努め、悪臭や野焼きなどの公害苦情に対する指導強化や、マナーアップの意識啓発を図ってまいります。

■みんなで築く自治のまちづくり
◇市民協働のまちづくり
SNSなどの媒体を活用し、定期的かつ効果的に市の情報発信を行ってまいります。市民の意見が反映される仕組みづくりを推進し、市民と市が協働でまちづくりを進め、NPOやボランティア団体の活動も支援してまいります。
国際交流事業では、友好交流都市との交流を通して市民文化の向上、国際親善の促進を図ります。

◇人権尊重のまちづくり
人権への理解を深めるため、人権相談を実施するとともに、啓発・キャンペーン事業を推進し、人権意識の高揚を図ってまいります。
また、広報活動や講演会の開催を通して、男女共同参画の意識向上に努めてまいります。

◇時代に合った自治体運営
第2次総合計画に基づき、計画的に施策や事業を実施し、効果的な行政運営を図ってまいります。
また、現庁舎の課題を解決し、市民サービスの向上が図れるよう新庁舎の整備を進めてまいります。
あわせて、IT技術の導入やネットワーク化などのDXの推進を図ってまいります。

◇組織経営と人事マネジメントの充実
職員の能力開発や人材の育成を図るとともに、効率的な行政運営に向けて、行政サービスの向上を図ってまいります。

◇健全な財政運営の推進
市の魅力ある特産品などを発掘し、寄付者の皆さまに選んでいただける返礼品を取り揃えて「ふるさと納税」につなげてまいります。
また、市の地方創生に向けた取り組みを発信し、それらの財源となる「企業版ふるさと納税」による法人からの支援もお願いしてまいります。

■さくらがわ人生応援プロジェクト
桜川市は令和4年度に過疎地域に指定され、人口減少対策は最重要課題です。
これに対応するため、市民の人生をトータルで支援する「さくらがわ人生応援プロジェクト」を、昨年度からスタートしました。今年度から新たに追加となる事業など、詳しくは、次ページでご説明します。

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